消火設備

重要度 B空調・衛生で出題過去問 10問

消火設備は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中10問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:消火設備の消火原理、不活性ガス消火設備、スプリンクラー設備の種類、屋内消火栓設備。

覚える要点

  • 消火原理は、不活性ガスが酸素の容積比を下げる窒息効果、泡が窒息と冷却、水噴霧が冷却と水蒸気による窒息。「不活性ガスは化学反応(負触媒効果)で消火する」は誤りの定番
  • 負触媒(抑制)効果があるのは粉末とハロゲン化物。粉末消火設備は熱分解で出る二酸化炭素・水蒸気による窒息・冷却と負触媒効果で消火する(「拡散効果」は誤り)
  • 不活性ガス消火設備(二酸化炭素・窒素・IG-55・IG-541)は、全域放出方式・局所放出方式とも常時人がいない部分にしか設けられない。ボイラー室など多量の火気を使う室の消火剤は二酸化炭素
  • 不活性ガス消火設備の非常電源は有効に1時間作動できる容量以上(30分は誤り)。貯蔵容器は防護区画以外の、40℃以下で温度変化が少なく直射日光・雨水のかからない場所に置く
  • 防護区画には放出された消火剤と燃焼ガスを安全な場所に排出する措置を講じ、窒素・IG-55・IG-541を放射するものは圧力上昇を防止する措置も要る。貯蔵容器を共用するときは防護区画ごとに選択弁を設ける
  • 閉鎖型の湿式スプリンクラー設備はヘッドの開放だけで放水し、配管内の圧力低下でポンプが起動する(感知器では起動しない)。乾式は二次側を加圧空気で満たし、凍結のおそれのある部分に使う
  • 予作動式は二次側を加圧空気で満たし、火災感知器とヘッドの両方が作動して放水するので、誤放水を避けたい電算機室などに使う。開放型ヘッドは感知器との連動か手動で一斉開放弁を開く
  • 屋内消火栓設備は建物の関係者が初期消火に使うもの(公設消防隊用ではない)。1号消火栓は2人で操作し、開閉弁の開放と連動してポンプが起動できるのは易操作性1号消火栓と2号消火栓

勉強のしかた:毎回1問(問題A No.34)。消火原理(10回中4回)、不活性ガス消火設備(3回)、スプリンクラー設備の種類(2回)が中心。負触媒効果は粉末・ハロゲン化物、不活性ガスは常時人がいない部分と非常電源1時間、湿式と予作動式の作動の違いを押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、消火設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.34:予作動式は誤放水を避けたい電算機室などに用いる。湿式=ヘッドだけ、予作動式=ヘッド+感知器。
  • 令和7年度 問題A No.34:負触媒(抑制)効果があるのは粉末とハロゲン化物である。
  • 令和6年度 問題A No.34:窒素・IG系は二酸化炭素より放射量が多いので、避圧の措置が必要になる。
  • 令和5年度 問題A No.34:公設消防隊が使うのは連結送水管・連結散水設備・非常コンセント設備など(消火活動上必要な施設)。
  • 令和4年度 問題A No.34:湿式・乾式は「ヘッドの開放」で起動、予作動式・開放型は「感知器」も使う。
  • 令和3年度 問題A No.34:屋内消火栓・スプリンクラーの非常電源は30分、不活性ガス・ハロゲン化物・粉末消火設備は1時間。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。