給湯設備

重要度 B空調・衛生で出題過去問 10問

給湯設備は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中10問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:給湯方式、給湯温度とレジオネラ対策、膨張と安全装置、給湯機器。

覚える要点

  • 給湯循環ポンプの揚程は循環配管路の摩擦損失だけで決める。最高位の給湯栓の必要圧力や、貯湯タンクと給湯栓の高低差を考えるとするのは誤り
  • 循環ポンプの循環量は、循環配管路の熱損失と許容温度降下(一般に5℃程度)から決める。循環ポンプは返湯管(貯湯タンクの入口側)に設け、出口側ではない
  • 返湯管の管径は給湯管の1/2程度を目安に、循環流量と管内流速を確かめて決める。返湯管が複数あるときは各系統に定流量弁を設けて湯を均等に回す(リバースリターン方式は採らない)
  • 瞬間湯沸器の1号は1L/minの水を25℃上げる能力で、約1.74kW。住宅のセントラル給湯で冬のシャワーと台所の同時使用・湯張りを考えると24号程度が要る(12号は誤り)
  • 真空式・無圧式温水発生機は缶水が100℃を超えず、労働安全衛生法のボイラーに当たらないので、運転にボイラー技士などの資格者は要らない
  • 中央式給湯の貯湯タンクの湯温はレジオネラ属菌の繁殖を防ぐため60℃以上。循環式浴槽では、循環している浴槽水をシャワーや打たせ湯に使わない
  • 気水分離器は空気が分かれやすい配管経路の高い位置(圧力の低い位置)に設ける。下向き循環方式は空気抜きのため給湯管・返湯管とも先下り勾配とする
  • 密閉式膨張タンクは水圧の低い位置に置くほど容量を小さくでき、給水管が貯湯タンクにつながる直近に接続する。貯湯タンクには逃し管か安全弁(逃し弁)を設け、脚部まで保温する

勉強のしかた:毎回1問(問題A No.30)。循環ポンプの揚程は摩擦損失だけで決まること(3回)と、真空式・無圧式温水発生機に資格者が要らないこと(3回)が最も多い誤りの選択肢。号数の定義と約1.74kW、循環量と返湯管の管径の決め方も押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、給湯設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.30:循環ポンプは「湯を上げる」ポンプではなく「回路内で回す」ポンプ。揚程は摩擦損失だけで決まる。
  • 令和7年度 問題A No.30:真空式・無圧式温水発生機は、ボイラーの規制を受けない熱源機器である。
  • 令和6年度 問題A No.30:空気抜き・気水分離は「圧力の低い所」「配管の高い所」。
  • 令和5年度 問題A No.30:樹脂管の線膨張係数は鋼管・銅管・ステンレス鋼管より1けた大きい。
  • 令和4年度 問題A No.30:真空式・無圧式は「ボイラーではない」ので、取扱資格も設置届も要らない。
  • 令和3年度 問題A No.30:瞬間湯沸器の号数は「25℃上昇で1L/min」。号数×1.75kW程度が加熱能力の目安になる。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。