ガス設備

重要度 B空調・衛生で出題過去問 10問

ガス設備は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中10問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:都市ガスと液化石油ガスの性質(発熱量・燃焼速度・LPGの区分)、圧力区分、ガス漏れ警報器、ガス設備の工事と試験。

覚える要点

  • 一般消費者向けのLPGは液化石油ガス法で「い号」「ろ号」「は号」に区分され、プロパン・プロピレンの含有率は「い号」が最も高く(80%以上)、流通も「い号」が多い。「い号が最も低い」は誤りの定番
  • 都市ガス・LPガスの発熱量は総発熱量(高発熱量)で表示する。蒸発熱を差し引いた低発熱量で表すとするのは誤り
  • 都市ガスの種類(13Aなど)の数字はウオッベ指数の区分、A・B・Cは燃焼速度の区分で、Aが最も遅くB・Cの順に速い。ウオッベ指数は総発熱量を比重の平方根で割った値で、発熱量そのものではない
  • ガス事業法の圧力区分は0.1MPa未満が低圧、0.1MPa以上1MPa未満が中圧、1MPa以上が高圧。都市ガスの中圧導管には中圧A(0.3MPa以上1.0MPa未満)と中圧B(0.1MPa以上0.3MPa未満)がある
  • ガス漏れ警報器は、空気より軽い都市ガスが燃焼器から水平距離8m以内・天井面から下方0.3m以内(天井に0.6m以上の梁があれば燃焼器側)、重いLPガスが4m以内・検知部の上端が床面から0.3m以内
  • LPガスは圧力調整器で2.3〜3.3kPa程度に減圧して供給する(1.0kPaは誤り)。配管は0.8MPa以上の耐圧試験に合格したもの。内容積20L以上の容器は2m以内の火気を遮る
  • LPガス設備の工事(配管の気密試験を含む)は液化石油ガス設備士が行い、都市ガス設備の工事はガス事業者かガス事業者が認めた施工者が行う。都市ガス配管は最高使用圧力以上で気密試験をする
  • LNGは無色・無臭の液体で、硫黄分などの不純物や一酸化炭素を含まず、気化すると空気より軽い(比重約0.6)。気化したプロパンの密度は標準状態で約2kg/m³と空気より重い

勉強のしかた:毎回1問(問題A No.35)。LPGの「い号」の含有率、発熱量は高発熱量で表示、燃焼速度はAが最も遅い、ガス漏れ警報器の位置(都市ガスは天井・8m、LPガスは床・4m)が繰り返し誤りの選択肢になる。圧力区分とLPガスの供給圧力も数値で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、ガス設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.35:空気より軽いガス=天井側(天井面から0.3m以内、燃焼器から8m以内)、重いガス=床側(床面から0.3m以内、燃焼器から4m以内)。
  • 令和7年度 問題A No.35:LPガスは空気より重いので「床面から0.3m以内・水平距離4m以内」。空気より軽い都市ガスは「天井から0.3m以内・水平距離8m以内」。
  • 令和6年度 問題A No.35:空気より重いガス(LPG)の警報器は「燃焼器から4m以内、床面から30cm以内」。軽いガスの8mと区別する。
  • 令和5年度 問題A No.35:日本の都市ガスは高発熱量表示(13Aは約45MJ/m³N)。機器の効率は低発熱量基準で示すことがある。
  • 令和4年度 問題A No.35:ウオッベ指数WI = H/√s。発熱量そのものではない。
  • 令和3年度 問題A No.35:LPGの供給圧力は2.8kPa程度で、空気より重い。警報器は床面から30cm以内(LPG)、天井面から30cm以内(空気より軽い都市ガス)。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。