プレキャストL型擁壁の施工手順
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月5日(日)実施) 問題11の問題です。論点は「施工計画」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
下図のようなプレキャストL型擁壁を設置し路床面まで施工する場合の施工手順が次の表に示されているが,施工手順番号①〜③のうちから2つ選び,それぞれの番号と該当する工種名及び施工上の留意事項を解答欄に記述しなさい。
ただし,主要機械の操作及び安全管理に関するものは除く。

| 施工手順番号 | 工種名 | 主要機械 | 施工上の留意事項 |
|---|---|---|---|
| 準備工(3次元設計データの作成) | ・施工図に従って位置・高さ(3次元設計データ)を正確にICT建機に設定する。 | ||
| ① | [ ] | バックホウ | [ ] |
| 基礎砕石工 | ・基礎工は,地下水に留意しドライワーク施工する。 | ||
| 均しコンクリート工 | ・沈下・滑動・不陸等が生じないようにする。 | ||
| 敷モルタル工 | ・プレキャストL型擁壁の底面と均しコンクリートが密着するよう,敷モルタルを施工する。 | ||
| ② | [ ] | ラフテレーンクレーン(移動式クレーン) | [ ] |
| ③ | [ ] | ハンドガイドローラ・ランマ | [ ] |
| 路床工 | ・敷均し材料の性質をよく把握して施工する。 | ||
| 後片付け工 | ・清掃及び整理整頓する。 |
解答欄
正解
① 床掘工:床付け面付近は人力で仕上げて地盤を乱さないようにし,床付け面の土質・支持力が設計どおりであることを確認する。
60 字① 床掘工:過掘りをしないよう床付け高さを確認しながら掘削し,過掘りした場合は掘削土で埋め戻さず基礎砕石で置き換えて締め固める。
③ 埋戻し工:擁壁の前面・背面を交互に均等に埋め戻し,1層の仕上り厚さを20cm以下として十分に締め固める。
③ 埋戻し工:擁壁の背面に偏った土圧をかけないよう,擁壁の近くは小型の締固め機械で薄層に締め固める。
② 据付工:敷モルタルが硬化する前に据え付け,水糸やレベルで通り・高さ・天端の勾配を確認して,目地の幅を所定の間隔にそろえる。
63 字② 据付工:隣り合う擁壁との間に段差や目違いが生じないよう,据付け後に天端の高さと通りを測量し,所定の位置に調整する。
③ 埋戻し工:良質な材料を用い,1層の締固め後の仕上り厚さを20cm以下として,擁壁に沿った部分をランマで入念に締め固める。
③ 埋戻し工:雨水が擁壁背面にたまらないよう,水抜き孔の周りに透水材を設け,吸出し防止材で目詰まりを防ぐ。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 表の主要機械から工種を決める。①バックホウ→床掘工(掘削工),②ラフテレーンクレーン→据付工(プレキャストL型擁壁の据付け),③ハンドガイドローラ・ランマ→埋戻し工(裏込め工)。③は図の現地盤より上の路床面までの盛土(路体盛土)も含むので,「埋戻し・盛土工(路体)」と書いてもよい。
- 留意事項は,床掘工は床付け面を乱さない・過掘りしない・支持力の確認,据付工は敷モルタルが固まる前に据え付けて位置・高さ・通り・目地を確認,埋戻し工は良質材を1層の仕上り厚さ20cm以下で締め固め,偏土圧をかけない(道路土工 擁壁工指針)。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月5日(日)実施) 問題11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する