地業・杭

重要度 B施工で出題過去問 9問

地業・杭は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち9回で出題された論点です(収録800問中9問・重要度B)。出題されるのは施工です。

要点:砂利地業・捨てコンクリート地業・防湿層、既製コンクリート杭の埋込み工法(セメントミルク工法・中掘り工法)。

覚える要点

  • 砂利地業には切込砂利・切込砕石・再生クラッシャランなど砂混じりで粒度分布のよいものを用い、粒径のそろった砂利は締め固めにくい。沈下量を見込んで敷き均し、締固めでくぼみが出たら砂利を補充して再び締め固める
  • 防湿層は砂利地業の直下ではなく土間コンクリートの直下に敷き、断熱材がある場合は断熱材の直下に敷く
  • 捨てコンクリートは墨出しをしやすくするため平たんに仕上げ、基礎のセメントペーストが地盤に流れ出るのも防ぐ。床付け地盤が堅固で良質なら砂利地業を省いて地盤に直接打つことができる
  • セメントミルク工法は、掘削、根固め液の注入、杭周固定液を注入しながらのオーガーの引上げ、杭の挿入の順で、根固め液は杭を入れる前に孔底に注入する。オーガーは孔壁が崩れないようゆっくり引き上げ、掘削液にはベントナイト泥水を使う
  • オーガーヘッドは杭径より100mm程度大きいものとし、粘着力の大きい地盤や硬い地盤ほど掘削速度を遅くする。支持層への到達は駆動用電動機の電流値の変化で確かめ、杭周固定液は周面摩擦力を確保するために用いる
  • 中掘り根固め工法は、杭の中空部のオーガーで掘削しながら杭を沈設し、所定の深さで根固め液を注入する

勉強のしかた:16回中9回出ており、砂利地業・捨てコンクリート・防湿層が6回、既製コンクリート杭の埋込み工法が3回。防湿層の位置、砂利は粒度分布のよいもの、セメントミルク工法の手順(根固め液は杭の挿入前)を押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、地業・杭で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.19:セメントミルク工法の順序:掘削 → 根固め液 → 杭周固定液(引上げ)→ 杭の挿入。
  • 令和7年度 後期 No.19:締固めに適するのは「粒径がそろったもの」ではなく「大小の粒が混じったもの」。
  • 令和6年度 前期 No.19:セメントミルク工法は「掘削 → 根固め液・杭周固定液の注入 → 杭の挿入」の順。
  • 令和4年度 前期 No.19:急に引き上げると孔内が負圧になり孔壁が崩れる。引上げは「ゆっくり」。
  • 令和2年度 後期 No.19:締固めには,粒径がそろったものより大小の粒が混じったものが適する。
  • 平成30年度 前期 No.19:防湿層は「土間コンクリートのすぐ下」。湿気を止めたいのはコンクリートだから。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。