安全管理

重要度 B問題2・問題3・問題5で出題過去問 8問

安全管理は、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち5回で出題された論点です(収録162問中8問・重要度B)。出題されるのは問題2・問題3・問題5です。

要点:労働災害・公衆災害の防止、足場、作業主任者の職務、クレーン・ゴンドラ、酸素欠乏・有機溶剤。

覚える要点

  • 災害の防止の記述は「どの作業で、何が原因で、どんな災害が起こるおそれがあるか(状況)」と「原因を取り除く設備・方法(対策)」を対にする。保護具の使用、朝礼・KY、点検・整備、教育、資格・免許、管理組織は除外されることが多い
  • 高さ2m以上の作業床の端・開口部には囲い・手すり・覆い等、困難なときは防網を張る(安衛則第519条)。足場の作業床は幅40cm以上、床材間の隙間3cm以下、床材と建地の隙間12cm未満とし、手すりは85cm以上、中桟は35cm以上50cm以下
  • わく組足場は交さ筋かいと高さ15cm以上40cm以下の桟若しくは高さ15cm以上の幅木、又は手すりわくを設け、物の落下には高さ10cm以上の幅木・メッシュシート等。壁つなぎは単管足場で垂直5m・水平5.5m以下、わく組足場で垂直9m・水平8m以下(安衛則第570条)
  • つり足場の作業床の最大積載荷重は、つりワイヤロープ・つり鋼線の安全係数10以上、つり鎖・つりフック5以上、つり鋼帯と上下の支点は鋼材2.5以上(木材5以上)となるよう定める(安衛則第562条)
  • 電気:移動式・可搬式の電動機械器具は感電防止用漏電遮断装置を接続し、高さ2m以上の鉄骨上などの交流アーク溶接は自動電撃防止装置を使う。架空電線に近接する作業は移設・囲い・絶縁用防護具の装着・監視人の配置のいずれかを行う
  • 車両系建設機械:転倒・転落のおそれは路肩の崩壊防止・不同沈下防止・誘導者の配置、接触のおそれのある箇所は立入禁止(誘導者が誘導する場合を除く)、運転位置を離れるときはバケットを地上に下ろし原動機を止める。荷のつり上げなど主たる用途以外に使わない
  • 移動式クレーンはアウトリガーを最大限に張り出し、定格荷重を超えず、つり荷の下への立入りを禁止する。建設用リフトは積載荷重を超えず、搬器に人を乗せず、搬器を上げたまま運転位置を離れない(クレーン等安全規則)
  • 屋内の通路は用途に応じた幅とし、通路面から高さ1.8m以内に障害物を置かず、採光又は照明の方法を講じる(安衛則第541条・第542条)。公衆災害の防止では、一般に工事部分の高さ10m以上で防護棚1段以上、20m以上で2段以上を設ける

勉強のしかた:問題2で平成30年度・令和2・4・6・8年度に出た(令和元・3・5・7年度は仮設物の計画)。災害の防止(墜落・電気・重機・クレーン・公衆災害など)と設備・機械の安全使用について、安衛則・クレーン則の措置を作業別に3つずつ挙げ、除外条件(保護具・点検・資格など)に当たらない設備と方法で書く練習をする。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題2:「保護帽」「墜落制止用器具」「絶縁用保護具」「点検」「新規入場者教育」を書くと除外に当たる。3.は分電盤より先(電動工具・延長コード)の話にしない。
  • 令和8年度 問題5 設問1:つりワイヤロープ・つり鋼線10,つり鎖・つりフック5,つり鋼帯・支点(鋼材)2.5と,安全係数の数値を組で覚える。
  • 令和6年度 問題2:「保護具の使用」「強風時の作業中止」「運転資格」「点検(2.以外)」は書いても得点にならない。1.〜3.で同じ内容(例:どれも「立入禁止」)を繰り返さない。
  • 令和6年度 問題5 設問1:高さは「1.8m」(はしご道の上端の突出し60cmや足場の手すり85cmなどと混同しない)。
  • 令和4年度 問題2:「玉掛け者を有資格者とする」「作業開始前点検を行う」「新規入場者教育で周知する」は除外事項に当たる。同じ対策を2つの欄に言い換えて書くのも不可。
  • 令和2年度 問題2:保護具・強風時の中止・特別教育・設置届などは除外条件に当たるので書かない。2つの留意事項が同じ内容(例:壁つなぎと控えの両方)にならないようにする。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題2・問題3・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。