内装・断熱
重要度 B問題4・問題5で出題過去問 10問
内装・断熱は、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち8回で出題された論点です(収録162問中10問・重要度B)。出題されるのは問題4・問題5です。
要点:ビニル床シート・カーペット・フローリング・合成樹脂塗床、せっこうボード張り、壁紙、断熱工事、フリーアクセスフロア。
覚える要点
- 軽量鉄骨下地にせっこうボードを直接張るときの留付け間隔は、天井で周辺部150mm程度・中間部200mm程度、壁で周辺部200mm程度・中間部300mm程度(標仕表19.7.2)。天井と壁の数値を入れ替えない
- ドリリングタッピンねじは一般に下地の裏面に10mm以上の余長が出る長さとし、周辺部はボードの端から10mm程度内側に、ねじ頭がボード面より少しへこむまで締め込む。下張りの上に張るボードは接着剤を主とし、小ねじ・ステープル等を併用する
- せっこう系直張り用接着材は一般に1時間以内で使い切る量を練り、盛上げ高さは仕上げ厚さの2倍以上とする(標仕19.7.3)。ボード下端は床面から10mm程度浮かせて圧着し、定規でたたきながら仕上げ面に合わせる
- ビニル床シートは仮敷きで巻きぐせを取り、くし目ごてで接着剤を均一に塗ってべた張りとし、ローラーで圧着する。熱溶接は接着剤の硬化後にシート厚さの2/3程度までV字形又はU字形に溝を切り、溶接棒と同時に溶融して余盛りをつけ、完全に冷却してから削り取る
- フリーアクセスフロアにタイルカーペットを張るときは、床パネルの段違いと隙間を1mm以下に調整し、パネルの目地にまたがるよう割り付ける(一般に100mm程度ずらす)。粘着はく離形の接着剤を下地(床パネル)に塗り、十分粘着性が出てから張る
- フローリングの釘留め工法は、割付けを行って隣接する板の短辺の継手をそろえず、根太張りでは継手を根太上とし、接着剤を併用して雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。壁・幅木・框との取合いには板の伸縮に備えた隙間を設ける
- 壁紙は、せっこうボードの継目処理部を十分乾燥させ、パテかいの後に研磨紙P60〜120で平らにし、素地が透けるおそれがあれば色調を調整してから、下地に直接たるみや模様の食違いなく裁ち合わせて張る。接着剤は固形換算15〜60g/m²でF☆☆☆☆
- 吹付け硬質ウレタンフォームは一般に1層30mm程度以下で数層に分けて吹き付ける。厚さは確認ピンでスラブ・壁面は5m²程度に1か所以上、柱・梁は1面に各1か所以上確かめ、ピンは存置する(標仕19.9.4)。厚すぎる部分は切り取り、不足部は補修吹きする
勉強のしかた:問題4の記述と問題5の五肢択一で、ボードの留付け、床シート・カーペット・フローリングの張り方、壁紙、断熱材の吹付けが繰り返し出る。標仕19章の数値を工種ごとにまとめ、下地・材料・養生が除外された設問でも書ける張付けの要点を2つずつ用意しておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、内装・断熱で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題4 設問3:材料の保管,気象条件による作業中止,完了後の養生,安全の記述は除外。設問1.から4.で同じ内容(例:「接着剤を拭き取る」)を繰り返さない。
- 令和7年度 問題5 設問8:天井(150・200)と壁(200・300)の間隔の違いに注意する。
- 令和6年度 問題4 設問4:溶接後の余盛りは「完全に冷却してから」削り取る(冷却前に削ると肉やせ・くぼみが生じる)。下地の乾燥期間(モルタル14日以上・コンクリート28日以上)は下地の記述として除かれる。
- 令和5年度 問題5 設問8:接着剤は下地側(床パネル)に塗る。カーペット裏に塗るのではない。
- 令和4年度 問題4 設問2:下張り用床板の張り方・根太間隔は下地,気温の条件は作業環境の記述になるので書かない。
- 令和3年度 問題5 設問7:ラベルは「1室ごとに2枚以上」。
この論点の問題
フローリングの釘留め工法令和8年度 問題4 設問3
せっこうボード下地への壁紙張り令和8年度 問題4 設問4
軽量鉄骨下地へのせっこうボードの留付け令和7年度 問題5 設問8
ビニル床シートの平場部の張付けの留意事項令和6年度 問題4 設問4
フリーアクセスフロア下地のタイルカーペット令和5年度 問題5 設問8
フローリングの釘留め工法令和4年度 問題4 設問2
壁紙施工(接着剤のホルムアルデヒド放散量・防火表示)令和3年度 問題5 設問7
ロックウール化粧吸音板の張付けの留意事項令和2年度 問題4 設問3
吹付け硬質ウレタンフォームの吹付けの留意事項令和2年度 問題4 設問4
せっこうボード直張り工法令和元年度 問題4 設問8
同じ問題で出る論点
問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。