設計図書・契約約款

重要度 B設備機器・設計図書で出題過去問 16問

設計図書・契約約款は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中16問・重要度B)。出題されるのは設備機器・設計図書です。

要点:公共工事標準請負契約約款(検査・支払い・兼任・破壊検査)、設計図書に記載する機器仕様と配管材料の記号。

覚える要点

  • 公共工事標準請負契約約款では、発注者は完成通知を受けた日から14日以内に完成検査を完了して結果を通知し、請負代金は支払請求を受けた日から40日以内に支払う(30日・60日は誤り)
  • 完成検査で工事目的物を最小限度破壊して検査したときの検査・復旧に直接要する費用は受注者の負担。設計図書の変更で請負代金額が2/3以上減少したときは、受注者が契約を解除できる
  • 現場代理人・主任技術者(監理技術者等)・専門技術者は互いに兼ねることができる。「専門技術者は兼ねられない」「三者は兼ねられない」は誤りの定番
  • 約款・設計図書に特別の定めがない仮設・施工方法などは受注者がその責任で定める(監督員の指示によるのではない)。設計図書の表示が明確でないときは、受注者の判断で施工せず監督員に通知して確認を請求する
  • 品質が設計図書に明示されていない工事材料は中等の品質とし、現場に搬入した材料は監督員の承諾なしに現場外へ搬出しない。発注者は引渡し前でも受注者の承諾を得て工事目的物を使用できる
  • 設計図書の機器仕様では、ユニット形空気調和機の送風機は機外静圧と電動機出力で書き(全静圧・電流値ではない)、冷却塔は外気湿球温度を書く(乾球温度ではない)
  • 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(JWWA K 116)はSGP-VA(外面一次防錆塗装)・VB(外面亜鉛めっき)・VD(外面塩ビ被覆)、排水用はD-VA(WSP 042)。「排水用がSGP-VD」は誤り
  • 水道用硬質ポリ塩化ビニル管のHIVPは耐衝撃性でVPと同じ肉厚、給湯用の耐熱性の管はHTVP。VP・VM・VUのうち設計圧力の上限が最も低いのはVU、銅管の肉厚はK>L>M

勉強のしかた:毎回1〜2問の必須問題(問題A No.43・44)。公共工事標準請負契約約款は毎回出て、完成検査14日・支払い40日、破壊検査の費用は受注者、三者の兼任ができること、仮設は受注者の責任で定めることが繰り返し問われる。令和元年度からは機器仕様や配管材料の記号を問う問題も加わった。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、設計図書・契約約款で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.43:約款の日数は「完成検査14日以内」「代金支払い40日以内」。
  • 令和8年度 問題A No.44:HIVPは「色(濃紺)と材料が違うが寸法はVPと同じ」。
  • 令和7年度 問題A No.43:約款では、現場代理人・主任技術者(監理技術者等)・専門技術者の三者は互いに兼任できる。
  • 令和7年度 問題A No.44:JWWA K 116の水道用ライニング鋼管は、VA(外面一次防錆)・VB(外面亜鉛めっき)・VD(外面硬質塩ビ被覆)。排水用はWSP 042のD-VAである。
  • 令和6年度 問題A No.43:施工方法は受注者の責任(自主施工の原則)。監督員の指示が必要なのは約款・設計図書に定めがある場合である。
  • 令和6年度 問題A No.44:HIはHigh Impact(耐衝撃)、HTはHeat-resistant(耐熱)。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

設備機器・設計図書では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。