地下構造物(シールド・推進)

重要度 C専門土木で出題過去問 10問

地下構造物(シールド・推進)は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中10問・重要度C)。出題されるのは専門土木です。

要点:シールド工法・推進工法・開削工法の施工管理。

覚える要点

  • 土圧式シールドで粘着力の大きい土や砂礫を掘るときは、水ではなく作泥材・気泡等の添加材を注入して塑性流動性と止水性を確保する
  • チャンバー圧が切羽の土水圧より小さいと土砂の取込み過多で沈下、大きいと隆起。土圧・排土量・ジャッキ推力の急変は切羽異常の兆候
  • 裏込め注入は掘進と同時か直後に行ってテールボイドを充填し、地山の緩み・沈下・漏水を防ぐ(あらかじめ行うものではない)
  • セグメント組立ではジャッキは組み立てる位置のものだけ順次引き戻す。ボルト継手は締付け作業が必要で、押し付けるだけで締結できるのはピン挿入型などのワンパス型継手
  • ローリングはカッターヘッドの回転方向を逆転させて修正、ピッチング・ヨーイング(方向)は一部のジャッキを使わない偏心力で修正。蛇行修正は少なくして地山を乱さない

勉強のしかた:毎年1問でシールド工法に集中。切羽の安定・裏込め注入・姿勢制御の3テーマで「何を注入するか」「いつ行うか」「何で直すか」を押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、地下構造物(シールド・推進)で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.49:圧が小さければ地盤は沈み、大きければ押し上げられると、力の向きで考えれば取り違えない。
  • 令和7年度 問題A No.49:ジャッキの選択による偏心力は方向修正の方法であり、ローリング修正と混同しないこと。
  • 令和6年度 問題A No.49:「添加材を注入」が「水を注入」にすり替わっている。(3)の「余剰泥水」という語に気を取られて、(2)を見落とさないこと。
  • 令和5年度 問題A No.44:裏込め注入の目的(漏水防止・蛇行防止・沈下防止)は正しくても、時期の記述で誤りになる。
  • 令和4年度 問題A No.44:方向修正(ジャッキの選択)とローリング修正(カッター回転)の手段を取り違えない。
  • 令和3年度 問題A No.44:ボルト継手は締結作業が必要な在来型で、その作業を省いて効率化したのがピン挿入型などのワンパス型継手である。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。