銀行勘定調整・当座預金の残高照合
重要度 B第2・5問で出題過去問 9問
銀行勘定調整・当座預金の残高照合は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち9回で出題された論点です(収録142問中9問・重要度B。うち5問は精算表の一部として出題)。出題されるのは第2問・第5問です。
要点:当座預金の帳簿残高と銀行残高証明書の差を、企業側の修正(未記帳・誤記入・未渡小切手)と銀行側の加減(未取付小切手・時間外預入)に分けて一致させる。
覚える要点
- 銀行側を直す項目:時間外預入(+)、未取付小切手(−)、未取立小切手(+)。企業側を直す項目:未渡小切手(+)、入金・引落の通知未達(+/−)、誤記入。
- 未渡小切手は帳簿で減らしすぎているので当座預金を戻し、相手科目は未払金(費用の支払なら)または元の債務。
- 両側を修正した後の残高は一致する。帳簿残高−銀行残高=銀行側の加算合計−企業側の加算合計で差額が出る。
- 「調整前の帳簿残高」を問われたら、企業側の修正を逆向きに戻して逆算する。
- 精算表では企業側の項目だけ仕訳し、未取付小切手・時間外預入は仕訳しない。
勉強のしかた:第2問の計算問題と第5問(1)で出る。項目を「銀行側」「企業側」に仕分ける表を作って4パターンを即答できるようにし、逆算型(調整前残高)も1問は解く。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、銀行勘定調整・当座預金の残高照合で間違えやすい点を集めました。
- 第36回 第2問 (2):問われているのは修正後の残高(252,000)ではなく「調整前」の帳簿残高。企業側の調整を逆向きに戻して求める。未渡小切手は企業側、時間外預入は銀行側の項目。
- 第34回 第2問 (3):4つの項目を「銀行側を直すもの」と「企業側を直すもの」に分けるのが要点。差額は「銀行側の加算合計 − 企業側の加算合計」で出る。全部を足し引きして 76,000 などとしないこと。
- 第32回 第2問 (2):4 つの項目を銀行側(①④)と企業側(②③)に分け、両方の修正後の残高が一致することを使って帳簿残高を逆算する。②の未渡小切手は帳簿の当座預金を増やす(銀行側ではない)。
- 第30回 第2問 (3):問われているのは「整理前」の帳簿残高なので、企業側の修正を逆向きに戻す。②未渡小切手は帳簿で減らしすぎているので修正では加算、逆算では減算になる。
この論点の問題
銀行勘定調整(調整前の当座預金勘定残高を逆算)第36回 第2問 (2)
当座預金勘定残高と銀行残高の差額第34回 第2問 (3)
銀行残高証明書と当座預金勘定残高との差異第32回 第2問 (2)
銀行勘定調整(整理前の当座預金勘定残高を逆算する)第30回 第2問 (3)
この論点を含む問題
次の問題では、精算表の中の一部として銀行勘定調整・当座預金の残高照合が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。
精算表(銀行勘定調整・仮払金の整理・生産高比例法の予定計上差額・期中取得備品)第38回 第5問
精算表(未渡小切手・減価償却の予定計上・備品の期首売却・建設仮勘定の振替・引当金3種・法人税等)第37回 第5問
精算表(当座預金の差異調整・生産高比例法の予定計上・仮払金と仮受金の整理・引当金3種・法人税等)第35回 第5問
精算表(当座預金の残高照合・減価償却の予定計上・仮払金と仮受金の整理・定率法・法人税等)第31回 第5問
精算表(未渡小切手・棚卸減耗・減価償却の予定計上・仮払金と仮受金の整理・個別評価の貸倒引当金・補償引当金の戻入・法人税等)第29回 第5問
同じ大問で出る論点
第2・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。