銀行勘定調整(調整前の当座預金勘定残高を逆算)
これは建設業経理士2級 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第2問 (2)(配点 3点)の問題です。論点は「銀行勘定調整・当座預金の残高照合」(重要度B・解答の形は金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の文章の空欄に入る正しい金額を計算しなさい。
期末に当座預金勘定残高と銀行の当座預金残高の差異分析を行ったところ、次の事実が判明した。
① A社への材料代の支払のため小切手 ¥25,000 を作成したが、A社にまだ渡していなかった。
② 決算日に現金 ¥10,000 を預け入れたが、銀行の閉店後であったため、翌日の入金として取り扱われていた。
③ 光熱費 ¥8,000 が引き落とされていたが、その通知が当社に未達であった。
決算日現在における銀行の当座預金残高が ¥242,000 のとき、上記①〜③の調整前の当座預金勘定残高は ¥( )である。
解答欄
正解
| 調整前の当座預金勘定残高 | 235,000 円 |
|---|
解き方
- 銀行側の調整項目:②時間外預入 +10,000。修正後の残高 = 242,000 + 10,000 = 252,000。
- 企業側の調整項目:①未渡小切手は帳簿で減らしすぎているので +25,000。③引落未達は帳簿に未記帳なので −8,000。
- 調整前の帳簿残高を X とすると、X + 25,000 − 8,000 = 252,000。よって X = 235,000。
引っかけ:問われているのは修正後の残高(252,000)ではなく「調整前」の帳簿残高。企業側の調整を逆向きに戻して求める。未渡小切手は企業側、時間外預入は銀行側の項目。
同じ論点の過去問
第34回 第2問 (3)当座預金勘定残高と銀行残高の差額
第32回 第2問 (2)銀行残高証明書と当座預金勘定残高との差異
第30回 第2問 (3)銀行勘定調整(整理前の当座預金勘定残高を逆算する)
論点ページ:銀行勘定調整・当座預金の残高照合の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第36回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第2問 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する