建築基準法

重要度 B第0問・問題4で出題過去問 8問

建築基準法は、2級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和7年度(8回)のうち8回で出題された論点です(収録72問中8問・重要度B)。出題されるのは第0問・問題4です。

要点:用語の定義、確認手続、避難施設、内装制限、居室の採光・換気、工事現場の危害の防止。

覚える要点

  • 工事現場の危害の防止(法第90条)の義務を負うのは、建築・修繕・模様替・除却の工事の「施工者」で、地盤の「崩落」、建築物又は工事用の「工作物」の倒壊等による危害を防止する措置を講じる。設計者・建築主・事業者・請負人と取り違えない
  • 工事現場における確認の表示等(法第89条):確認を要する工事の施工者は、現場の見やすい場所に建築主・設計者・工事施工者・現場管理者の氏名又は名称と確認があった旨を表示し、当該工事の「設計図書」を現場に備えておく(確認済証ではない)
  • 近接する工作物がある根切りでは、その「基礎」又は地盤を補強して構造耐力の低下を防ぎ、急激な排水を避ける等で傾斜・倒壊による危害を防ぐ(令第136条の3第3項)。深さ1.5m以上の根切りには山留めを設け、根入れは周辺地盤の安定を保持する深さとする(同第4項)
  • 工事用材料の集積は倒壊・崩落等による「危害」の少ない場所に安全に行い、山留めの周辺又は架構の「上」に集積するときは予定した荷重以上を与えない(令第136条の7)。火気を使用する場所には「不燃」材料の囲いを設ける等の措置を講じる(令第136条の8)
  • 同じ章の仮囲い(高さ1.8m以上、木造以外は2以上の階数)、基礎工事用機械の転倒防止(敷板、敷角等)、落下物の防護(境界線から5m以内・高さ7m以上は鉄網又は帆布)、建て方(仮筋かい・仮締)も空欄になりやすい
  • 建築基準法令の言い回しは「危害」で、労働安全衛生法の「危険」「労働災害」と区別する。山留めを設ける根切りの深さ1.5mと、地山の掘削作業主任者を選任する掘削面の高さ2mを混同しない

勉強のしかた:問題4の設問2で毎年1問、条文の空欄に入る語句・数値を4つの選択肢から選ぶ(令和2年度までは3つの下線部の誤りを直す形)。法第89条・第90条と施行令第136条の2の20から第136条の8までを読み、主語(施工者)と対になる語(基礎又は地盤・工作物・設計図書・不燃材料)を押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、建築基準法で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題4 設問2:③は工事を行う「施工者」(設計者・請負人ではない)。④は根切りや山留めの崩壊を表す「崩落」で,「沈下」「軟弱化」ではない。
  • 令和6年度 問題4 設問2:③は火気全般で,「溶断機」「揮発油」などの個別のものではない。④は「準不燃」「難燃」ではなく「不燃」材料。
  • 令和5年度 問題4 設問2:③は「事故」「損壊」と迷いやすいが,令第7章の8の見出しは「工事現場の危害の防止」で,条文も「危害」を用いる。
  • 令和4年度 問題4 設問2:③は労働安全衛生法の「事業者」と混同しやすいが,建築基準法では「施工者」。④は足場などを含む「工事用の工作物」。
  • 令和3年度 問題4 設問2:表示や設計図書の備付けの義務を負うのは建築主ではなく施工者。現場に備えるのは確認済証ではなく設計図書。
  • 令和2年度 問題4 設問2:山留めを設ける根切りの深さは1.5m以上(労働安全衛生規則の地山の掘削作業主任者の選任は2m以上で,混同しやすい)。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

第0問・問題4では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。