施工経験記述
重要度 A第0問・問題1で出題過去問 8問
施工経験記述は、2級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和7年度(8回)のうち8回で出題された論点です(収録72問中8問・重要度A)。出題されるのは第0問・問題1です。
要点:自分が経験した建築工事(令和6年度からは問題に示された工事)について、品質管理・施工の計画・工程・現場作業の軽減などのテーマで、留意した事項と行った対策を書く。
覚える要点
- 令和5年度までは受検種別に係る自分の工事を1つ選び、工事名・工事場所・工事の内容・工期等・あなたの立場・業務内容を書いた。受検種別(建築・躯体・仕上げ)に係る工事であることが、工事の内容と業務内容から分かるようにする
- 工事の内容は、新築なら建物用途・構造・階数・延べ面積又は施工数量・主な外部仕上げ・主要室の内部仕上げ、改修なら用途・規模・主な改修内容と施工数量。工期は年号又は西暦で年月まで書き、本文の時期(夏期の打込みなど)と矛盾させない
- テーマは品質管理(平成30・令和4年度)、施工の計画(令和元・3・6年度)、工程の管理(令和2・5・7年度)の3つが繰り返し出ている
- 令和6年度からは示された工事(令和6年度は新築・解体・改修、令和7年度は解体・新築・改修の工事計画)から1つを選んで書く。選んだ工事に無い作業、品質が低下する変更、建築設備工事(令和7年度は解体を除く)は書かない
- 品質管理は「防ごうとした不具合→その要因→実際に行ったこと(数値・確認方法)」を一続きで書く。施工の計画は、施工方法・資材の搬入・保管・養生・試験などの項目ごとに「現場の状況→検討したこと→理由と実施したこと」を書き、養生は労働者の安全のための養生を除く
- 工程の管理は材料・工事用機械器具設備・作業員から項目を選び、「遅延のおそれがある状況とそれが後続作業に及ぼす影響」と「事前の対策(時期・数量・人数)」を対にする。品質管理・安全管理・コストだけの記述は不可
- 設問2は工事にかかわらず、品質管理の方法と有効な理由、産業廃棄物の削減、工程短縮の方法と良い影響、品質低下・公衆災害の防止などを2つ書く。設問1と重ねず、公衆災害は第三者への危害・迷惑で、作業員の災害ではない
- 字数の指定はなく、当サイトの記述例は工事の内容120〜150字、設問1の各欄70〜120字、設問2の各欄60〜100字程度を目安にしている。「設計図書どおりに施工した」「注意した」だけでは具体的な記述にならない
勉強のしかた:毎年必須の問題1で、令和6年度から示された工事を選んで書く形に変わった。品質管理・施工の計画・工程の管理の3テーマについて、自分の受検種別の工種で記述を3例ずつ準備し、新築・解体・改修のどれを選んでも書けるようにしておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、施工経験記述で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 問題1:選んだ工事に無い工種(新築でのタイル張りなど)や,品質を下げる変更(工程を縮めるための養生期間の短縮など),解体以外での建築設備工事の内容は不可。②と③を3つとも別の内容にし,2.の方法を1.の③と重ねない。
- 令和6年度 問題1:1.の②③を3つの視点で重複させない(例:aとcがともにコンクリートの乾燥ひび割れ対策)。cの養生は品質のための養生で,作業員の安全のための養生は不可。2.は1.と同じ内容を書かない。選んだ工事に無い作業(改修でのコンクリート打込み,解体での仕上げ工事など)は書かない。
- 令和5年度 問題1:②に状況だけを書いて「遅延につながる理由」を書き落とさない。③は「注意した」「指示した」で終わらせず,実際に行った具体的な対策を書く。2.の方法が1.の③と重ならないようにする。
- 令和4年度 問題1:③に「設計図書どおり施工した」「注意して施工した」とだけ書くと不可。安全管理(墜落防止など)や工程の短縮は品質管理ではないので書かない。2.は1.の②③と同じ確認事項を書くと不可になる。
- 令和3年度 問題1:1.で着目した項目は異なる3つを選ぶ(同じ記号を2回使わない)。②の工種名は同じでもよいが,③④は事例ごとに異なる内容にする。dで作業員の墜落防止などの安全の養生を書くと不可。2.で1.の③④と同じ対策を書かない。
- 令和2年度 問題1:②③が品質・安全・コストだけの話になっている,3つの事例で同じ対策を書いている,2.の方法が1.の③と同じ,などは不可になる。項目Aの○囲みを忘れない。
この論点の問題
工事の遅延防止と作業工程の短縮(示された工事計画:解体・新築・改修)令和7年度 問題1
施工計画時の検討(示された工事概要:新築・解体・改修から1つ)令和6年度 問題1
施工経験記述(工程の管理)令和5年度 問題1
経験記述(品質管理)令和4年度 問題1
施工経験記述(施工の計画・品質低下の防止・工程遅延の防止)令和3年度 問題1
経験記述(工程の管理)令和2年度 問題1
経験記述(施工の計画・産業廃棄物の削減)令和元年度 問題1
経験記述(品質管理)平成30年度 問題1
同じ問題で出る論点
第0問・問題1では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。