試運転調整・測定

重要度 B施工管理法・応用能力で出題過去問 9問

試運転調整・測定は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち9回で出題された論点です(収録730問中9問・重要度B)。出題されるのは施工管理法・応用能力です。

要点:機器と系統の試運転調整、総合試運転、風量・水量・騒音などの測定。

覚える要点

  • 排水ポンプは通常は交互運転で、排水槽の満水警報が出たときは2台同時運転になることを確認する。「満水警報で交互運転」は誤りの定番
  • 冷凍機は、冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔を先に起動して規定流量とインターロックを確かめてから起動する。冷水量が過度に減ると断水リレーで停止することも確認する
  • 冷凍機の停止サーモスタット(凍結防止の安全装置)の設定値は、冷水温度の規定値より低いことを確認する(「高い」は誤り)
  • ポンプの軸封部は、メカニカルシールなら漏水がほとんどないこと、グランドパッキンなら適量の滴下があることを確認する。軸受温度は周囲の空気温度より40℃以上高くないこと
  • ボイラーは点火前に煙道ダンパーを開いて炉内ガスを排出し、蒸気ボイラーの主蒸気弁は閉じておく。火炎監視装置(フレームアイ)の前面をふさぎ、不着火・失火でバーナーが止まることを確かめる
  • 蒸気ボイラーの低水位燃焼遮断装置は、水位を下げてバーナーの停止と警報を確認する。温水ボイラーは温水入口・出口の弁を開いてから循環ポンプを起動する
  • 揚水ポンプは高置タンクの電極棒の停止水位で止まることを確認する。満水警報は停止水位を超えた異常を知らせるもので、ポンプを止める信号ではない
  • 給水管の流水音やウォーターハンマーの原因は、水圧が高く流速が大きいこと(「水圧が低い」は誤り)。遠心ポンプでキャビテーションが起きると振動・騒音が出る

勉強のしかた:10回のうち9回、1問ずつ出る(令和7年度は二つ選ぶ問題でボイラーが出た)。冷凍機の起動の順序と停止サーモスタットの設定、排水ポンプの満水時の同時運転、ボイラーの安全装置の確かめ方が繰り返し問われる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、試運転調整・測定で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題B No.29:「低水位」の安全装置なので、確認は水位を「下げて」行う。
  • 令和6年度 問題B No.9:停止サーモは凍結防止の安全装置である。規定の冷水温度より低い値で働くように設定する。
  • 令和5年度 問題B No.9:排水ポンプは「通常は交互運転、満水時は同時運転+警報」。
  • 令和4年度 問題B No.9:高置タンクの電極棒は「停止・始動・満水警報・減水警報」の4本。ポンプの発停と警報は別の電極である。
  • 令和元年度 問題B No.17:水滴が滴下していることを確認するのはグランドパッキン、メカニカルシールは漏れがほとんどないことを確認する。
  • 平成30年度 問題B No.17:流水音もウォーターハンマーも「水圧が高い・流速が大きい」が原因。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。