構造力学
重要度 B力学で出題過去問 12問
構造力学は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち6回で出題された論点です(収録1189問中12問・重要度B)。出題されるのは力学です。
要点:はりの反力・曲げモーメント、応力とひずみ、断面の性質。令和6年度から必須の力学問題。
覚える要点
- 単純梁の支間中央に集中荷重 P が作用すると反力は各 P/2、最大曲げモーメントは PL/4。荷重が a・b の位置なら Mmax=Pab/L で、曲げモーメント図は荷重点を頂点とする三角形
- 等分布荷重 w の単純梁は反力 wL/2、中央で最大 wL²/8 となり曲げモーメント図は放物線。階段状の図はせん断力図で曲げモーメント図ではない
- 力のモーメント=力×点から作用線までの垂直距離。同じ上向きの力でも点の左なら時計まわり、右なら反時計まわりで符号が変わり、つり合いでは支点まわりのモーメントの和が 0
- 逆 T 型断面の図心は長方形に分けて y0=Σ(Ai·yi)/ΣAi で求め、高さは基準軸から測る。図心軸に関する断面一次モーメントは 0(断面二次モーメントは 0 にならない)
勉強のしかた:毎年2問で梁の曲げモーメント図かモーメントの計算が中心。PL/4・wL²/8 の値と図の形を覚え、モーメントは「力×腕」で符号を図から決める練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、構造力学で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 後期 No.3:等分布荷重のせん断力図は直線(斜めの線)、曲げモーメント図は放物線である。せん断力が0となる位置(中央)で曲げモーメントが最大(wL²/8)になる関係も押さえる。
- 令和8年度 後期 No.4:モーメントの腕の長さは支点からの距離で測る。P1の腕は3mではなく6m(3m+3m)である。全長9mを使う必要はない。
- 令和8年度 前期 No.3:集中荷重だけが作用すると曲げモーメント図は直線(折れ線)、等分布荷重では曲線(放物線)になる。単純梁の支点の曲げモーメントは常に0である。
- 令和8年度 前期 No.4:P3 の腕の長さは支点から 4m(2m+2m)であり、2m や 6m と取り違えないこと。15kN は P2 と P3 を単純に足しただけの値である。
- 令和7年度 後期 No.3:(1)はせん断力図(左半分+P/2,右半分−P/2)である。曲げモーメント図と混同しないこと。
- 令和7年度 後期 No.4:力の向きが同じ(上向き)でも,点Oの左右どちらに作用するかで回転の向きが逆になる。
この論点の問題
等分布荷重を受ける単純梁のせん断力図令和8年度 後期 No.3
シーソーの釣合い(力のモーメント)令和8年度 後期 No.4
等分布荷重を受ける単純梁の曲げモーメント図令和8年度 前期 No.3
シーソーのつり合い(作用点の荷重)令和8年度 前期 No.4
単純梁の曲げモーメント図(中央集中荷重)令和7年度 後期 No.3
点Oに対する力のモーメント令和7年度 後期 No.4
単純梁の曲げモーメント図令和7年度 前期 No.3
点Oに対する力のモーメント令和7年度 前期 No.4
単純梁の最大曲げモーメント令和6年度 後期 No.3
逆T型断面の図心の高さ令和6年度 後期 No.4
単純梁の曲げモーメントの求め方令和6年度 前期 No.3
逆T型断面の図形の図心令和6年度 前期 No.4
同じ分野で出る論点
力学では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。