単純梁の曲げモーメントの求め方
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.3の問題です。論点は「構造力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図の単純梁に集中荷重Pが作用した時に生じる曲げモーメントを求める場合,次の記述のうち,適当でないものはどれか。
ただし,梁の自重は考慮しないものとする。

解答欄
正解
正解:(4) この梁の曲げモーメント図は支点ABを底辺とした上側の長方形で表す。
解き方
- 単純梁の反力は力の釣合い条件(ΣV = 0,ΣM = 0)から求め,支点Aから点Cまでをa,点Cから支点Bまでをbとすると RA = P・b / L,RB = P・a / L となる。
- 最大曲げモーメントは荷重点Cに生じ,Mmax = RA・a = RB・b = P・a・b / L である。
- 曲げモーメントは両支点で0,点Cで最大となり直線的に変化するので,曲げモーメント図は点Cを頂点とする三角形になる。長方形ではない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。支点まわりのΣM = 0 から一方の反力を求めるのが一般的な手順である。
- (2)適当。RA = P・b/L,RB = P・a/L のように支間長と距離の比で求める。
- (3)適当。Mmax = RA・a(= RB・b)のように反力と点Cまでの距離で求める。
- (4)適当でない。集中荷重による曲げモーメント図は点Cを頂点とする三角形である。
引っかけ:集中荷重は三角形,等分布荷重は放物線と覚える。長方形(一定値)になるのは梁の両端に偶力モーメントが作用する区間などに限られる。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.3等分布荷重を受ける単純梁のせん断力図
令和8年度 後期 No.4シーソーの釣合い(力のモーメント)
令和8年度 前期 No.3等分布荷重を受ける単純梁の曲げモーメント図
令和8年度 前期 No.4シーソーのつり合い(作用点の荷重)
令和7年度 後期 No.3単純梁の曲げモーメント図(中央集中荷重)
論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する