土質力学
重要度 B力学で出題過去問 10問
土質力学は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち6回で出題された論点です(収録1189問中10問・重要度B)。出題されるのは力学です。
要点:土の性質(含水比・密度・粒度)、圧密、せん断強さ、土圧の基本。令和6年度から必須の力学問題。
覚える要点
- 土粒子の密度 ρs=ms/Vs、湿潤密度 ρt=m/V、乾燥密度 ρd=ms/V。含水比 w=mw/ms×100 は分母が土粒子の質量なので 100%を超えることもある
- 間隙比 e=Vv/Vs、間隙率 n=Vv/V×100、飽和度 Sr=Vw/Vv×100。分母が V・Vs・Vv のどれかで区別する
- 粒径区分は粘土 0.005mm 未満、シルト 0.005〜0.075mm、砂 0.075〜2mm、礫 2〜75mm。粒径加積曲線の縦軸は通過質量百分率で、区分の割合は境界粒径の通過率の差で読む
- 均等係数 Uc=D60/D10 が大きいほど広い粒径を含む粒度分布のよい土で締め固めやすく、曲線が立った粒径のそろった土は粒度分布が悪い
勉強のしかた:令和6年度から必須の基礎問題で毎年2問。式は分母・分子を声に出して確かめ、粒径区分の境界値(0.005・0.075・2・75mm)と均等係数の意味を覚えれば得点できる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、土質力学で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 後期 No.1:含水比は「質量÷質量」で、分母は全体の質量mではなく土粒子の質量msである。分母が土粒子だけなので100%を超えることもある。飽和度Sr = Vw/Vv、間隙比e = Vv/Vsの体積の比と混同しない。
- 令和8年度 後期 No.2:粘土とシルトの順は「粒径が小さいほうが粘土」。境界の数値は0.005・0.075・2・75mmの4つを覚えておけば、細区分の0.25・0.85・4.75・19mmに惑わされない。
- 令和8年度 前期 No.1:飽和度の分母は全体積Vではなく間隙の体積Vvである。間隙率 n = Vv/V、間隙比 e = Vv/Vs、含水比 w = mw/ms と分母の違いで区別する。
- 令和8年度 前期 No.2:「粒径がそろっている」は良さそうに聞こえるが、締固めの観点では粒度分布が悪い土である。均等係数が大きいほど粒度分布がよい。
- 令和7年度 後期 No.1:湿潤密度(m / V)と土粒子の密度(ms / Vs)の分母・分子の取り違えに注意する。体積比の式は密度にならない。
- 令和7年度 前期 No.1:間隙率 n = Vv / V(分母が全体積)と間隙比 e = Vv / Vs(分母が土粒子の体積)を取り違えやすい。
この論点の問題
土の含水比を求める式令和8年度 後期 No.1
土粒子の粒度区分令和8年度 後期 No.2
土の飽和度を求める式令和8年度 前期 No.1
土の粒径加積曲線と均等係数令和8年度 前期 No.2
土粒子の密度を求める式令和7年度 後期 No.1
土の構成と間隙比を求める式令和7年度 前期 No.1
土の構成と含水比を求める式令和6年度 後期 No.1
土粒子の粒度区分令和6年度 後期 No.2
土粒子の密度を求める式令和6年度 前期 No.1
土の粒径加積曲線の読み取り令和6年度 前期 No.2
同じ分野で出る論点
力学では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。