逆T型断面の図形の図心
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.4の問題です。論点は「構造力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図の逆T型断面の図形の図心Gに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
ただし,図形の密度及び厚さは均一なものとする。

解答欄
正解
正解:(4) 図心Gは,x軸,y軸に対する断面二次モーメントが共に0となる直交軸の交点である。
解き方
- 図心は,ある軸に関する断面一次モーメント(Σ面積×軸から各部分の図心までの距離)を全面積で割って求める点であり,図心を通る軸に関する断面一次モーメントは0となる。
- 断面二次モーメントは面積×距離の2乗の総和で常に正の値となり,0にはならない。(4)は「断面一次モーメント」とすべきところが「断面二次モーメント」となっているので適当でない。
- 逆T型のような複合図形は長方形に分割し,y0 = Σ(Ai・yi) / ΣAi のように各部分の面積と図心位置から図心を求める。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。密度と厚さが均一なら,図形の図心は重心と一致する。
- (2)適当。長方形などに分割し,Σ(A・y)/ΣA などで図心位置を求める。
- (3)適当。長方形の図心は対角線の交点(幅・高さの中央)である。
- (4)適当でない。図心を通る軸で0になるのは断面一次モーメントである。
引っかけ:図心軸に関する断面二次モーメントは,平行な軸の中で最小になるが0にはならない。「一次」と「二次」の入れ替えに注意する。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する