材料費の計算(先入先出法・戻り・値引・すくい出し法)

重要度 A第5問で出題過去問 11問

材料費の計算(先入先出法・戻り・値引・すくい出し法)は、建設業経理士1級 原価計算の第29〜39回(11回)のうち11回で出題された論点です(収録68問中11問・重要度A。うち11問は完成工事原価報告書の作成・工事原価計算表の作成の一部として出題)。出題されるのは第5問です。

要点:常備材料は材料元帳で先入先出法(第29回は移動平均法)により払出単価を決める。戻りは出庫の取消しとして処理し、次回出庫で最初に払い出す。購入後の値引は当該ロットの単価を引き下げる。仮設材料はすくい出し法で、投入額-仮設工事完了時評価額を工事原価とし、未了なら投入額全額を計上する。

覚える要点

  • 先入先出法では古い単価から順に払い出し、戻り(出庫の取消し)は直前の出庫で最後に払い出した単価で工事の消費を減らし、在庫に戻して次の出庫で最初に払い出す。
  • 購入後の値引は当該ロットの単価を(購入額−値引額)÷数量に引き下げてから払い出す。仕入先への返品は通常の払出しと同様に処理する。
  • 移動平均法(第29回)は受入のたびに平均単価を計算し直し、戻りも在庫に加えて平均単価を再計算する。
  • 仮設材料のすくい出し法:投入額−仮設工事完了時評価額を工事原価とし、未了なら投入額全額。前月投入で当月完了なら評価額だけをマイナスする。
  • 月末在庫=受入合計−出庫合計で検算する。

勉強のしかた:第5問の材料費は戻り・値引・すくい出しの3操作が毎回入る。材料元帳を日付順に書き、戻りの単価と「次の出庫で最初に出す」ルールを守って過去問を3回分解く。

この論点を含む問題

次の問題では、完成工事原価報告書の作成・工事原価計算表の作成の中の一部として材料費の計算(先入先出法・戻り・値引・すくい出し法)が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。

完成工事原価報告書の作成(先入先出法・すくい出し法・月給制オペレーター・役員報酬の等価係数配賦・重機械部門費の固定予算)第39回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法・すくい出し法・月給制オペレーター・役員報酬の等価係数配賦・重機械部門費の固定予算)第38回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法と戻り・すくい出し法・予定賃率・役員報酬の等価係数配賦・運搬車両部門費の変動予算)第37回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法と戻り・すくい出し法・月給制オペレーター・役員報酬の等価係数配賦・重機械部門費の固定予算)第36回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法と戻り・すくい出し法・予定賃率・役員報酬の等価係数配賦・運搬車両部門費の変動予算)第35回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法・すくい出し法・月給制オペレーター・役員報酬の等価係数配賦・重機械部門費の固定予算)第34回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法と戻り・すくい出し法・予定賃率・役員報酬の等価係数配賦・運搬車両部門費の変動予算)第33回 第5問
工事原価計算表の作成(車両費予定配賦率・すくい出し法・材料副費の予定配賦・予定平均賃率・変動予算の重機械部門費・出張所経費の係数配賦)第32回 第5問
完成工事原価報告書の作成(先入先出法・すくい出し法・月給制オペレーター・役員報酬の等価係数配賦・重機械部門費の固定予算)第31回 第5問
工事原価計算表の作成(先入先出法・引当材料の副費予定配賦と残材・平均賃率・外注費のその他経費への振替・重機械運搬費の変動予算)と工事進行基準・配賦差異の分解第30回 第5問
完成工事原価報告書の作成(移動平均法・仕入先返品・すくい出し法・予定賃率・役員報酬の等価係数配賦・運搬車両部門費の変動予算)第29回 第5問

同じ大問で出る論点

第5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。