令和7年度 問題1論点:施工経験記述重要度 A未着手

工事の遅延防止と作業工程の短縮(示された工事計画:解体・新築・改修)

これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月9日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

建築工事の現場を管理していくうえでの工事の遅延防止等に関するあなたの考えについて,今日までの経験を踏まえ,次の1.及び7ページに示す2.の問いに答えなさい。

1. はじめに,あなたの受検種別に係る工種又は作業において1.を解答するに当たり,右の工事計画を確認したうえで,4ページから6ページに示す「イ.解体」,「ロ.新築」又は「ハ.改修」の3つの工事の中からいずれか1つを選び,解答用紙の「選んだ工事」欄の該当する工事の記号を○で囲みなさい。

次に,あなたが選んだイ.からハ.の工事を行ううえで,下の項目Aのa.からc.の中からあなたの受検種別に係る工種又は作業に関連する項目を1つ選び,工事の遅延防止を念頭に置いてそれらの手配や配置,施工をする立場として,項目Bの①から③について,あなたの考えを3つ具体的に記述しなさい。

解答するに当たり,項目Aは,同一の項目を複数回選んでもよいものとし,解答用紙の「選んだ項目」欄の該当する項目の記号を1つ○で囲みなさい。

項目Bは,①工種名又は作業名等は同一の記述でもよいが,②及び③はすべて異なる内容を記述するものとする。

なお,イ.からハ.の3つの工事に共通して必要な仮設に関する内容は,選んだどの工事で記述してもよいものとする。

ただし,次の内容の記述は不可とする。

・選んだ工事を行ううえで必要としない工種及び作業に関する内容

・品質が低下するような変更に関する内容

・選んだ工事が「イ.解体」の場合を除き,建築設備工事に関する内容

項目A a.材料(本工事材料,仮設材料) b.工事用機械・器具・設備 c.作業員(交通誘導警備員は除く)

項目B ①工種名又は作業名等 ②概要の工事を遅延させる可能性があると考える主な要因と,その要因によって影響を受ける①の具体的な作業内容 ③②による遅延を防ぐために有効と考える事前に講ずべき対応策

〔工事計画〕

下の配置図に示す閑静な住宅街に位置する敷地内において,既存住宅を解体したスペースに既存の共同住宅と同じ平面プランの共同住宅を新築するとともに,既存共同住宅の内外装改修工事を並行して行う計画であり,敷地境界には四周に既存囲障の敷地内側に仮囲いを設けるものとする。

設計図書の不備はなく,工事は下の工程表のとおりとし,作業には一般的な手法を用いることを前提とした無理のない工期を設定している。

なお,工事期間中は,敷地内建物すべてにおいて居住者不在とする。

〔「イ.解体」工事概要〕下に示す基礎を含む既存住宅,駐車場及び舗装の解体,並びに囲障の一部を撤去する工事とし,工事に必要な仮設を含むものとする。なお,基礎解体後の掘削底面は整地まで行う。また,既存建物にアスベスト含有建材はないものとする。

〔「ロ.新築」工事概要〕下に示す共同住宅の新築工事及び敷地内整備工事とし,工事に必要な仮設を含むものとする。なお,敷地内の整備工事において,道路境界囲障の復旧及び既存コンクリート腰壁面の外装薄塗材E(アクリルリシン)吹替え作業を合わせて行う。

〔「ハ.改修」工事概要〕下に示す既存共同住宅の改修工事とし,工事に必要な仮設を含むものとする。なお,外部足場設置等により傷んだ部分の既存インターロッキング舗装の補修を合わせて行う。また,既存建物にアスベスト含有建材はないものとする。

(工事概要の表中「○+△+□」は,○下地のうえ△面に□仕上げ等,下地と表面仕上げの関係を示す。)

2. あなたの受検種別及び1.で選んだ工事に係わらず,工期を守るため,あなたが作業工程の短縮に有効と考える合理的な方法や手段と,それらの方法や手段を用いることによって,作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響を2つ具体的に記述しなさい。

ただし,合理的な方法や手段が同一のもの,1.の③と同じ内容及び建築設備工事に関する内容の記述は不可とする。

配置図。右上に方位記号(上が北,N)。敷地の北側(図の上)は幅員5mの市道と幅1.5mの歩道に,東側(図の右)は幅員4mの市道と幅1mの歩道に接し,西側(図の左)と南側(図の下)は隣家。敷地の北側の市道に面して「工事用車両出入口(囲障の一部撤去復旧)」があり,市道との間を両矢印で示している。敷地の周囲は一点鎖線で囲まれ,中央の縦の一点鎖線(○印から左右に矢印)で左の「イ.解体」「ロ.新築」の範囲と右の「ハ.改修」の範囲に分けられている。左側には既存住宅(西寄り)と既存駐車場(その北東,出入口の近く)があり,それらに重なる位置に斜線で示した新築共同住宅と,南西の隅に斜線で示した新設駐輪場がある。右側には既存共同住宅(中央)と既存駐輪場(東側),その周囲の網掛けで示した既存インターロッキング舗装がある。
工程表(10月〜2月のバーチャート)。共通 仮囲い等仮設工事:10月上旬〜中旬に設置,2月中旬〜下旬に撤去。イ.既存住宅解体工事:10月中旬〜下旬。ロ.共同住宅新築工事:11月初め〜2月上旬。ロ.敷地内整備工事:1月下旬〜2月下旬。ハ.既存共同住宅改修工事:12月中旬〜2月上旬。
「イ.解体」工事概要
項目内容
工事内容木造戸建て住宅解体
主要構造木造在来軸組工法 地上2階建て
主要用途住宅(3LDK)
工期工程表による
面積敷地面積685.0m²,建築面積50.0m²,延べ面積100.0m²
最高高さ/階高6.8m/2.8m
基礎鉄筋コンクリート布基礎
外部 屋根(勾配屋根)野地板+アスファルトルーフィング+粘土瓦葺き
外部 外壁下地板+アスファルトフェルト+ラス網+モルタル
外部 立上り腰壁モルタル
外部 床(玄関,犬走り)玉砂利洗い出し
外部 床(バルコニー)軽量鋼製 支柱,手すり共
外部 建具他(玄関扉)木製片開き扉
外部 建具他(窓)アルミ製サッシ,複層ガラス共
外部 建具他(その他)屋根,外壁及び床下断熱材
内部(天井高さ2.4m) 床(洋室)木床組+構造用合板+フローリングボード
内部 床(和室)木床組+構造用合板+畳 一部縁甲板
内部 床(水回り)木床組+構造用合板+ビニル床シート
内部 床(玄関)玉砂利洗い出し
内部 壁(洋室,和室)木下地+せっこうボード+ビニルクロス
内部 壁(水回り)木下地+シージングせっこうボード+ビニルクロス
内部 天井(洋室,水回り)木下地+せっこうボード+ビニルクロス
内部 天井(和室)木下地+天井用化粧合板
内部 建具他(洋室)木製扉 木製枠共
内部 建具他(和室)戸襖,押入部:襖一間
内部 建具他(水回り)システムバス,洗面化粧台,キッチン流し台,コンロ台
敷地内 駐車場コンクリート舗装 1台
敷地内 構内舗装アプローチ部分 飛び石敷き,その他未舗装
囲障他(道路境界)コンクリート腰壁+アクリルリシン,上部アルミ製化粧フェンス,アルミ製門扉,中木,低木混栽
囲障他(敷地境界)化粧ブロック積み(既存のまま)
「ロ.新築」工事概要
項目内容
工事内容軽量鉄骨構造共同住宅新築
主要構造軽量鉄骨構造 地上2階建て
主要用途共同住宅 6世帯用(1LDK)
工期工程表による
面積敷地面積685.0m²,建築面積120.0m²,延べ面積240.0m²
最高高さ/階高6.9m/2.9m
根切り深さ設計GL−0.5m
地業羽根付き鋼管杭 4.0m×4本
基礎鉄筋コンクリート独立基礎
コンクリート普通コンクリート
型枠2階床:床版用デッキプレート,その他:コンクリート用型枠合板
鉄筋,鉄骨工場加工,現場組立て
耐火被覆ロックウール吹付け工法
外部 屋根(勾配屋根)野地板+アスファルトルーフィング+ガルバリウム鋼板葺き
外部 外壁窯業系サイディングパネル フッ素樹脂塗装品
外部 立上り腰壁コンクリート打放し+アクリルシリコン樹脂クリア塗装 天端水切金物共
外部 床(バルコニー)モルタル下地+ウレタン系塗膜防水
外部 床(外廊下,鉄骨階段踏面)モルタル下地+防滑性合成樹脂塗床
外部 建具他(玄関扉)化粧シート張り鋼製扉
外部 建具他(窓)アルミ製サッシ,複層ガラス共
外部 建具他(バルコニー)アルミ製ルーバー手すり
外部 建具他(外廊下,鉄骨階段)軒天,段裏,手すり等鉄鋼面 錆止め塗料+合成樹脂調合ペイント
外部 建具他(その他)屋根,外壁及び床下断熱材
内部(天井高さ2.4m) 床(居室)鋼製大引+木製床パネル+パーティクルボード+フローリングボード
内部 床(水回り)鋼製大引+木製床パネル+パーティクルボード+クッションフロア
内部 床(玄関)モルタル下地+ビニル床シート
内部 壁(居室)軽量鉄骨下地+せっこうボード+ビニルクロス
内部 壁(水回り)軽量鉄骨下地+シージングせっこうボード+ビニルクロス
内部 間仕切(戸境壁)乾式耐火遮音間仕切
内部 間仕切(水回り)乾式遮音間仕切
内部 天井(居室,水回り)軽量鉄骨下地+せっこうボード+ビニルクロス
内部 建具他(居室)化粧シート張り木製扉 枠共,スライディング木製引戸 枠共,ウォークインクローゼット含む各種収納
内部 建具他(水回り)ユニットバス,洗面化粧台,吊戸棚,人工大理石カウンター付システムキッチン
敷地内 駐輪場コンクリート舗装 12台 既製品屋根共
敷地内 構内舗装インターロッキング舗装(既存共同住宅周りと同程度)
囲障他(道路境界)コンクリート腰壁+アクリルリシン,上部アルミ製化粧フェンス,アルミ製門扉,中木,低木混栽
囲障他(敷地境界)化粧ブロック積み(既存のまま)
「ハ.改修」工事概要
項目内容
工事内容軽量鉄骨構造共同住宅改修
主要構造軽量鉄骨構造 地上2階建て
主要用途共同住宅 6世帯用(1LDK)
工期工程表による
面積敷地面積685.0m²,建築面積120.0m²,延べ面積240.0m²
最高高さ/階高6.9m/2.9m
外部改修 屋根(勾配屋根)既存スレート板葺きのうえガルバリウム鋼板カバー工法
外部改修 外壁サイディングパネル面既存塗膜除去のうえフッ素樹脂塗料塗替え
外部改修 立上り腰壁コンクリート打放し面既存塗膜除去のうえアクリルシリコン樹脂クリア塗料塗替え
外部改修 床(バルコニー)ウレタンゴム系塗膜防水やり替え モルタル下地劣化部補修共
外部改修 床(外廊下,鉄骨階段踏面)既存塗床面 防滑性合成樹脂塗床塗り重ね
外部改修 建具他(玄関扉,窓)本体清掃のうえシーリング打替え
外部改修 建具他(外廊下,鉄骨階段)軒天,段裏,手すり等 鉄部既存塗膜除去のうえ錆止め塗料+合成樹脂調合ペイント塗替え
内部改修(天井高さ2.4m) 床(居室)既存フローリングボード面研磨のうえワックス掛け
内部改修 床(水回り)下地木製床パネル面補修のうえクッションフロア張替え
内部改修 床(玄関)下地モルタル面補修のうえビニル床シート張替え
内部改修 壁(居室)下地せっこうボード面補修のうえビニルクロス張替え ボード劣化部はせっこうボード共張替え
内部改修 壁(水回り)下地せっこうボード面補修のうえビニルクロス張替え
内部改修 天井(居室,水回り)下地せっこうボード面補修のうえビニルクロス張替え
内部改修 建具他(居室)既存木製扉及び既存木製引戸すべて取替え,既存木製建具枠面補修のうえウレタン樹脂ワニス塗替え
内部改修 建具他(水回り)既存住宅設備清掃程度
敷地内 構内舗装既存インターロッキング舗装補修

解答欄

0 / 10 字
0 / 15 字
0 / 25 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

1. 選んだ工事(イ.解体/ロ.新築/ハ.改修) 模範解答

ロ.新築

4 字
別解

イ.解体

ハ.改修

ロ.新築

1. 1つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c) 模範解答

a.材料

4 字
別解

a.材料

a.材料

a.材料

1. 1つ目 ① 工種名又は作業名等 模範解答

鉄骨工事(鉄骨建方)

10 字
別解

仮設工事(養生足場・防音パネル)

塗装工事(外壁の塗替え)

外壁工事(窯業系サイディング張り)

1. 1つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容 模範解答

鉄骨の製作図の承認や工場製作が遅れて製品の搬入が遅れ,鉄骨建方とデッキプレート敷込みの作業に着手できない。

53 字
別解

養生足場の材料と防音パネルの搬入が遅れ,既存住宅の周囲に養生足場を組み立てられず,上部の取壊し作業に着手できない。

フッ素樹脂塗料の色決めと発注が遅れて材料が入荷せず,サイディングパネル面の塗替え作業に着手できない。

サイディングパネルの色や割付けの決定と発注が遅れて搬入が遅れ,外壁パネルの取付け作業が始められない。

1. 1つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策 模範解答

着工後すぐに製作図を作成して承認を受け,工場の製作工程を週ごとに確認し,建方順序に合わせた搬入日を工場と取り決める。

58 字
別解

着工前に必要数量を拾い出して足場材と防音パネルを発注し,搬入日と仮置き場所を決めて,取壊し開始の前までに組み立てる。

着工前に見本塗りで色を決めて承認を受け,必要数量を算出して足場の組立て完了までに現場へ搬入させる。

着工時に外壁の色と割付けを決めて施工図の承認を受け,納期を確認して取付け開始の2週間前までに搬入させる。

1. 2つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c) 模範解答

b.工事用機械・器具・設備

13 字
別解

b.工事用機械・器具・設備

b.工事用機械・器具・設備

b.工事用機械・器具・設備

1. 2つ目 ① 工種名又は作業名等 模範解答

地業工事(羽根付き鋼管杭)

13 字
別解

解体工事(木造住宅の取壊し)

屋根工事(ガルバリウム鋼板カバー工法)

コンクリート工事(基礎の打込み)

1. 2つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容 模範解答

杭打ち機の手配の遅れや施工中の故障で,羽根付き鋼管杭の回転貫入作業が止まり,基礎工事に着手できない。

50 字
別解

解体用重機の搬入の遅れや故障で,木造住宅の上部の取壊しと布基礎の撤去作業が止まる。

屋根材を荷揚げする揚重機の手配が遅れ,ガルバリウム鋼板の荷揚げと葺き作業に着手できない。

コンクリートポンプ車がほかの現場と重なって確保できず,独立基礎のコンクリート打込みが遅れる。

1. 2つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策 模範解答

杭打ち機の搬入日を早期に確定し,搬入前に整備記録を確認させ,故障時の代替機の手配先と予備部品を確保しておく。

54 字
別解

前面の市道の幅員と出入口から重機の大きさと搬入経路を決め,搬入前の点検と代替機の手配先を確保しておく。

屋根工事の開始日を早く確定して揚重機を予約し,敷地内の据付け位置を決め,代替機の手配先も確保しておく。

打込み日を早く確定してポンプ車と生コン工場を予約し,前面の市道の幅員からポンプ車の車種と配置を決めておく。

1. 3つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c) 模範解答

c.作業員

5 字
別解

c.作業員

c.作業員

c.作業員

1. 3つ目 ① 工種名又は作業名等 模範解答

内装工事(せっこうボード張り)

15 字
別解

解体工事(屋根瓦・内装材の撤去)

防水工事(バルコニーの塗膜防水)

鉄筋工事(基礎の配筋)

1. 3つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容 模範解答

並行する改修工事と時期が重なって内装工が不足し,居室や水回りの壁・天井のせっこうボード張り作業が遅れる。

52 字
別解

分別解体の手作業を行う作業員が不足し,屋根の粘土瓦や内装のせっこうボード,畳の手作業による撤去が遅れる。

防水工が不足し,バルコニーのウレタンゴム系塗膜防水のやり替え作業が遅れる。

鉄筋工の手配がつかず,独立基礎の配筋作業が遅れ,基礎のコンクリート打込みが遅れる。

1. 3つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策 模範解答

必要人数と作業時期を1か月前までに協力会社に示して人員を確保し,6住戸を2班に分けて住戸ごとに並行して施工する。

56 字
別解

分別解体の工程と必要人数を協力会社と事前に決めて人員を確保し,瓦・ボード・畳など材料ごとに撤去の順序と班分けを決めておく。

防水工事の時期と数量を協力会社と早期に打ち合わせて人員を確保し,雨天に備えた予備日を工程に見込む。

配筋の工程と必要人数を早めに協力会社に伝えて職長と人員を確保し,加工帳を早く渡して工場加工を前倒しする。

2. 1つ目 作業工程の短縮に有効な合理的な方法や手段 模範解答

鉄骨階段や外廊下の手すりを工場で製作し,塗装まで済ませたユニットとして搬入し,現場では取付けだけとする。

52 字
別解

木工事の構造材にプレカット材を用い,現場での墨付けや刻みの作業をなくす。

柱や梁の鉄筋を地上で先組みし,クレーンで吊り込んで所定の位置に据え付ける。

内装の壁に工場で寸法どおりに切断したプレカットのせっこうボードを用いる。

2. 1つ目 作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響 模範解答

現場での溶接や塗装の作業が減って高所作業が少なくなり,墜落災害の危険が減るとともに品質も安定する。

49 字
別解

現場での加工くずや騒音が減り,工場加工で精度がそろうので品質が安定する。

高所での配筋作業が減って安全性が高まり,地上で配筋の検査もしやすくなる。

現場での切断作業が減り,粉じんとボードの端材の廃棄物が少なくなる。

2. 2つ目 作業工程の短縮に有効な合理的な方法や手段 模範解答

床の型枠にデッキプレートを用いて,床型枠の組立てと解体,支保工の設置と撤去を省く。

41 字
別解

外壁に押出成形セメント板などの乾式工法を採用し,左官の湿式作業をなくす。

内部建具の扉を工場で塗装仕上げした製品とし,現場での塗装作業をなくす。

2. 2つ目 作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響 模範解答

支保工が無いので下階の作業空間を早く使え,型枠材の産業廃棄物も減る。

34 字
別解

材料の乾燥待ちが無く天候の影響を受けにくくなり,現場の汚れや廃棄物も減る。

有機溶剤の臭気や塗料かすの廃棄物が減り,塗装の仕上がりも均一になる。

要点(書けていたものにチェック)1. 選んだ工事(イ.解体/ロ.新築/ハ.改修)1. 1つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c)1. 1つ目 ① 工種名又は作業名等1. 1つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容1. 1つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策1. 2つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c)1. 2つ目 ① 工種名又は作業名等1. 2つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容1. 2つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策1. 3つ目 選んだ項目(項目Aのa〜c)1. 3つ目 ① 工種名又は作業名等1. 3つ目 ② 遅延させる可能性がある主な要因と影響を受ける作業内容1. 3つ目 ③ 遅延を防ぐために事前に講ずべき対応策2. 1つ目 作業工程の短縮に有効な合理的な方法や手段2. 1つ目 作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響2. 2つ目 作業工程の短縮に有効な合理的な方法や手段2. 2つ目 作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 1.は「イ.解体」「ロ.新築」「ハ.改修」から1つ選び,項目A(材料・工事用機械等・作業員)から受検種別に係る項目を選んで,①工種名,②遅延の主な要因とそれで影響を受ける作業内容,③事前の対応策を3組書く。①は3つとも同じでもよいが,②と③は3つとも違う内容にする。
  2. 工事概要の表に書かれた工種・仕上げだけを使う。新築なら羽根付き鋼管杭・独立基礎・デッキプレート・窯業系サイディング・乾式間仕切など,解体なら木造2階建ての取壊し・布基礎の撤去・囲障の一部撤去,改修なら屋根のカバー工法・外壁の塗替え・塗膜防水のやり替え・内装の張替えなどが題材になる。
  3. ②は「何が(材料の搬入・機械の故障・人員の不足)」「その結果どの作業が止まるか」をつなげて書き,③はその要因を着工前・作業前に取り除く手配(製作図の早期承認・搬入日の確定・代替機の確保・人員の早期確保と班編成など)を具体的に書く。
  4. 2.は工事の種類にかかわらず,作業工程の短縮に有効な合理的な方法・手段(工場製作・ユニット化・プレカット・デッキプレート・乾式工法など)と,それで得られる工程短縮以外の良い影響(安全・品質・廃棄物の削減など)を2組書く。1.の③と同じ内容と建築設備工事の内容は不可。
  5. この記述例は当サイトが作成したもので,模範解答は新築(受検種別 建築)の例。別解は各欄の1番目が解体,2番目が改修,3番目が新築(模範解答とは別の工種)の一組になっている。
引っかけ:選んだ工事に無い工種(新築でのタイル張りなど)や,品質を下げる変更(工程を縮めるための養生期間の短縮など),解体以外での建築設備工事の内容は不可。②と③を3つとも別の内容にし,2.の方法を1.の③と重ねない。

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