地盤調査・土工事
重要度 C施工で出題過去問 7問
地盤調査・土工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち7回で出題された論点です(収録800問中7問・重要度C)。出題されるのは施工です。
要点:標準貫入試験、埋戻しの土と締固めの方法。
山留めもこの論点に含めて扱います。それぞれの要点は、問題の一覧の下にまとめています。
覚える要点
- 標準貫入試験は質量63.5kgのハンマーを760mmの高さから自由落下させ、N値は本打ちで300mm貫入させるのに要する打撃回数。本打ちは50回を限度とし、300mmに達しないときは打撃回数と累計貫入量を記録する
- 標準貫入試験で得られる試料は乱した試料で、N値と試料の観察結果は土質柱状図にまとめる
- 埋戻しには均等係数が大きい(粒度分布のよい)砂質土や、適度の礫やシルトが混じった山砂が適する。透水性のよい山砂は水締めで締め固められ、流動化処理土は建設発生土の泥状土に固化材を加えたもの
- 埋戻し土は最適含水比に近い状態で締め固めると最も密になり、粘性土は沈下が大きいので砂質土より余盛りを多くする。ロードローラー・タイヤローラーは静的、振動ローラー・振動コンパクター・タンパーは動的な締固め機械で、入隅など狭い箇所は振動コンパクターやタンパー
勉強のしかた:16回中6回出ており、埋戻し・締固めが4回、標準貫入試験が2回。均等係数は大きいほど締め固めやすいこと、ロードローラーは静的な締固め機械であること、N値の63.5kg・760mm・300mmを覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、地盤調査・土工事で間違えやすい点を集めました。
- 令和6年度 後期 No.18:均等係数が「大きい」ほど粒度がよい(いろいろな粒径が混ざる)。
- 令和5年度 前期 No.18:アイランド工法とトレンチカット工法は「広くて浅い」根切りに向く。
- 令和4年度 後期 No.18:静的=ロードローラー・タイヤローラー,動的=振動ローラー・振動コンパクター・タンパー。
- 令和3年度 前期 No.18:均等係数が小さい=粒がそろっている=締まりにくい。
- 令和元年度 前期 No.18:N値は「63.5kg・760mm・300mm」の3つの数値で覚える。
- 平成30年度 後期 No.18:静的:ロードローラー・タイヤローラー,動的:振動ローラー・タンパー・ランマー。
この論点の問題
標準貫入試験令和7年度 前期 No.18
埋戻し及び締固め令和6年度 後期 No.18
根切り及び山留め工法令和5年度 前期 No.18
土工事の埋戻し及び締固め令和4年度 後期 No.18
埋戻し令和3年度 前期 No.18
標準貫入試験の方法とN値令和元年度 前期 No.18
埋戻し及び締固め平成30年度 後期 No.18
山留め
山留め壁の種類(親杭横矢板・場所打ち鉄筋コンクリート地中壁)と根切り工法(トレンチカット・控えアンカー)。
- トレンチカット工法は外周部を先に掘削して山留め壁と外周の地下躯体を造り、その後に中央部を掘削する工法で、根切りの範囲が広く浅い場合に適する
- 親杭横矢板壁は遮水性がないので、地下水位の高い地盤では地下水処理を併用する
- 場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は剛性と遮水性が高く、軟弱地盤や根切り底の深い掘削に適する
- 控え(タイロッド)アンカー工法は、控え杭とタイロッドで山留め壁の頭部を引っ張り、頭部の変形を抑えたい場合に有効
勉強のしかた:16回中1回(令和5年度前期)だけの出題。山留め壁の種類ごとの遮水性・剛性の違いと、トレンチカット工法が広く浅い根切りに向くことを押さえれば足り、深追いは要らない。
この内容を問う過去問:令和5年度 前期 No.18
同じ分野で出る論点
施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。