左官工事

重要度 B問題4・問題5で出題過去問 7問

左官工事は、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち7回で出題された論点です(収録162問中7問・重要度B)。出題されるのは問題4・問題5です。

要点:モルタル塗り、セルフレベリング材、仕上塗材、床コンクリートの直均し仕上げ。

覚える要点

  • モルタル塗りの仕上げは、塗装・壁紙張り・防水・壁タイル接着剤張りの下地が金ごて、セメントモルタル張りタイルの下地が木ごて(標仕表15.3.4)。壁の調合は下塗りを富調合(セメント1:砂2.5)、中塗り・上塗りを貧調合(1:3)とする
  • セルフレベリング材の標準塗厚は10mm程度。吸水調整材は2回塗りを標準として乾燥させ、軟度を一定に練り上げた材料をレベルに合わせて流し込む。硬化するまでは窓や開口部をふさいで通風を避け、その後は自然乾燥とする(標仕15.5)
  • セルフレベリング材の養生期間は7日以上(低温時14日以上)、表面仕上材の施工までは30日以内を標準とし、気温5℃以下では施工しない。硬化後の打継ぎ部や気泡跡の突起はサンダーで削り、へこみは補修する
  • 外装薄塗材Eの吹付けは下塗材0.1kg/m²以上を1回、主材1.0kg/m²以上を2回。見本塗板で工程ごとの所要量を確かめ、指定の吹付け条件で見本と同じ模様に仕上げる。シーリング面に塗るときは硬化後に塗重ね適合性を確かめる(標仕15.6)
  • 防水形複層塗材Eの下地モルタルは金ごて仕上げに限り、主材基層は1.7kg/m²以上を2回塗りでピンホール・塗残しなく下地を覆い、上塗材は2回塗りとする(標仕表15.6.1・表15.6.3)
  • 仕上塗材のコンクリート下地は目違いをサンダーで取り、下地調整塗材C-2を1〜2mm程度全面に塗って平滑にする(標仕15.6.5)。床コンクリート直均し仕上げは中むら取りを木ごてで行い、金ごて押えの後、締り具合を見て金ごてで強く押さえる(標仕15.4.3)

勉強のしかた:問題4の記述と問題5の五肢択一で、セルフレベリング材、仕上塗材、モルタルの仕上げの使い分けが出る。標仕15章の塗厚・所要量・養生期間を覚え、気温による中止(作業環境)や下地が除外された設問でも書ける施工の要点を用意しておく。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、左官工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題5 設問5:複層塗材Eの一般品は下地を木ごて・金ごて・はけ引きのいずれでもよいが,防水形は金ごてに限られる。
  • 令和6年度 問題4 設問3:「気温が5℃以下では施工しない」は作業環境(気象条件)として除かれる。標準塗厚は10mm程度。
  • 令和5年度 問題5 設問5:平滑さが要る下地(塗装・壁紙・防水・接着剤張り)は金ごて,モルタルでタイルを張る下地は木ごて。
  • 令和4年度 問題4 設問3:下地調整塗材の塗付けや下地の乾燥は「下地」,降雨・低温時の施工中止は「気象条件」,開口部のマスキングは「養生」で,いずれも除外事項になる。
  • 令和3年度 問題5 設問4:左官材料は一般に急激な乾燥を嫌う。「通風を良くする」のは硬化後の乾燥の段階。
  • 令和元年度 問題4 設問5:はけ引きは仕上げ面に粗さを付ける仕上げで,タイル下地の標準ではない。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。