配管・ダクトの材料

重要度 B問題1・問題4・問題5で出題過去問 7問

配管・ダクトの材料は、2級管工事施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和7年度(10回)のうち6回で出題された論点です(収録93問中7問・重要度B)。出題されるのは問題1・問題4・問題5です。

要点:配管材料と継手・弁、ダクトと附属品(ダンパー・吹出口)、保温材。

覚える要点

  • つば付き鋼管スリーブは地中部分で水密を要する外壁・水槽の壁などの貫通部に使い、つばで外周からの浸水を止める(配管はスリーブに触れないようにする)。つばは厚さ6.0mm以上・幅50mm以上の鋼板
  • フート弁は水源がポンプより低い吸上げ式のポンプの吸込み管の先端に付け、停止時に管内の水が落ちないようにする(ストレーナーで異物も防ぐ)。押込みの場合は使わない
  • フレキシブルジョイントはタンク・機器の接続部や建物導入部、エキスパンションジョイント部で変位を吸収する。タンクの接続管は鋼板製・ステンレス製がベローズ形、FRP製が合成ゴム製で、ポンプの振動の絶縁には防振継手を使う
  • ドレネージ継手(排水用ねじ込み式鋳鉄製管継手)はリセスで管と継手の内面を段差なくつなぎ、排水管に使う。管端とリセスの間にわずかな隙間ができる程度に正確にねじを切ってねじ込む
  • 冷水・冷温水管の吊りバンド等の支持部には合成樹脂製の支持受けを使い、保温を切らずに結露を防ぐ
  • 硬質ポリ塩化ビニル管は軽量で耐食性があり内面が平滑だが、衝撃・熱・低温に弱く線膨張が大きい。埋設した排水管は埋め戻す前に満水試験(最小30分保持)で漏れを確かめる
  • 配管用炭素鋼鋼管(白)は黒管に溶融亜鉛めっきを施した鋼管で、使用圧力の比較的低い蒸気・水・油・空気などの配管に使う。亜鉛が溶け出すので飲料水の給水管には使わず、冷却水・消火・雑排水・ドレン管などに使う

勉強のしかた:継手・弁・スリーブの図から名称や使用目的を答える問題と、令和6・7年度の材料の特徴を80字程度で書く問題が出る。主要な管材・継手は「構造・性能・用途」を1文ずつ、使ってはいけない用途(白管を飲料水に使わない等)とあわせて覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、配管・ダクトの材料で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題4 設問2:「構造、性能又は使用用途」のどれか1つについて書けばよいが、飲料水(給水管)に使うと書くと誤りになる。
  • 令和7年度 問題5 設問2:「構造、性能又は使用用途」のどれか1つについて書けばよいが、飲料水(給水管)に使うと書くと誤りになる。汚水管には排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管が使われている。
  • 令和6年度 問題5 設問2:(2) は「配管敷設の後、埋戻し前」で、「設問1に関する事項は除く」とされている。勾配をとって敷設することや埋戻しの方法を書くと設問1と重なるので、試験・検査(確認)として書く。
  • 令和2年度 問題1 設問1:(1) は防火区画の貫通(モルタル等の充塡)や、外壁の貫通(シーリング)と混同しないこと。つばの役目は止水で、地中部分などの水密を要する箇所に使う。(2) は単に「配管の支持」ではなく、保冷する配管の支持部で結露を防ぐという目的まで書く。
  • 平成30年度 問題1 設問1:「鋼管のねじ接合」だけを見て給水用のねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(白継手)と答えない。図の「リセス」が排水用の継手であることを示している。
  • 平成29年度 問題1 設問2:ポンプの吐出し側・吸込み側で振動を絶縁する継手は「防振継手」で、(3)の図にも描かれている。フレキシブルジョイントはタンク接続部や建物導入部など、変位を吸収する場所に使う。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題1・問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。