鋼管のねじ接合部分の継手の名称と用途
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管・ダクトの材料」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(1)に示す図について、継手の名称及び用途を記述しなさい。
【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

解答欄
正解
継手の名称 模範解答
ねじ込み式排水管継手(ドレネージ継手)
19 字別解
排水用ねじ込み式鋳鉄製管継手
ドレネージ継手
継手の用途 模範解答
排水管(鋼管)のねじ接合に用いる。管端をリセスに納めて管と継手の内面を段差なくつなぎ、汚物が引っ掛からないようにする。
59 字別解
汚水・雑排水などの排水用鋼管をねじ接合する継手で、管と継手の内面が平滑につながるため、排水の流れを妨げず詰まりにくい。
排水管のねじ接合用。横管を接続する口には約1/50の勾配が付けてあり、内面に段差がないので固形物がたまりにくい。
要点(書けていたものにチェック)継手の名称継手の用途
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 図の継手は、内部に管端を受ける段(リセス)があり、ねじ込んだ管の端面がリセスに納まって、管の内面と継手の内面がほぼ同じ高さでつながる。これは排水用ねじ込み式鋳鉄製管継手(JPF DF 001。一般にドレネージ継手と呼ぶ)の特徴で、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版第2編2.1.2.6(2)の表2.2.9(排水及び通気管の継手)に排水用の鋼管の継手として挙げられている。
- 給水用のねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手では、ねじ込んだ管端と継手の内面の間に段差やすき間ができる。排水管でこの段差があると、汚物や固形物が引っ掛かって詰まりの原因になる。ドレネージ継手はリセスで内面を平滑にし、排水の流れを妨げないようにしている。
- 排水用ねじ込み式鋳鉄製管継手との接合は、管のテーパおねじ部を、管端面と継手のリセスとの間にわずかなすき間ができる程度に正確にねじを切り、緊密にねじ込む(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版第2編2.5.2.2(2))。ねじを切りすぎると管端がリセスの奥に当たらず段差が残り、短すぎるとねじ込み不足になる。
- エルボやT(Y)などの横管を受ける口には、横管が約1/50の下り勾配になるよう角度が付けてあり、排水横管の勾配をとりやすい。
引っかけ:「鋼管のねじ接合」だけを見て給水用のねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(白継手)と答えない。図の「リセス」が排水用の継手であることを示している。
同じ論点の過去問
令和7年度 問題4 設問2配管用炭素鋼鋼管(白)の特徴
令和7年度 問題5 設問2配管用炭素鋼鋼管(白)の特徴
令和6年度 問題5 設問2硬質ポリ塩化ビニル管の特徴と、埋戻し前に重要な技術的事項
令和2年度 問題1 設問1つば付き鋼管スリーブ・合成樹脂製支持受け付きUバンドの使用場所又は使用目的
平成29年度 問題1 設問2ステンレス製フレキシブルジョイントの使用場所
論点ページ:配管・ダクトの材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する