硬質ポリ塩化ビニル管の特徴と、埋戻し前に重要な技術的事項
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題5 設問2の問題です。論点は「配管・ダクトの材料」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
硬質ポリ塩化ビニル管の特徴を解答欄の(1)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
【問題5】屋外の地中埋設排水管を硬質ポリ塩化ビニル管(接着接合)にて施工する場合、次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
また、その埋設配管に関して配管敷設の後、埋戻し前に特に重要と考え実施する技術的事項を解答欄の(2)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
ただし、設問1に関する事項は除く。
解答欄
正解
軽量で施工しやすく、耐食性に優れ、管の内面が平滑で流れの抵抗が小さい。一方、衝撃や熱に弱く、低温で割れやすく、線膨張係数が大きいので伸縮への配慮が要る。
76 字電気を通さないので電食が起きず、酸やアルカリにも強い。接着接合で施工が容易だが、紫外線で劣化しやすく、有機溶剤に弱い。
さびが発生せず、軽くて加工しやすく安価である。ただし鋼管に比べて強度が低く、高温の排水には使えず、埋設時は土圧や荷重で変形しないよう注意が要る。
埋戻し前に満水試験を行い、30分以上保持して水位が下がらず、管の接合部やますとの接続部から漏れがないことを確認する。
58 字埋戻し前に、水糸や水準器で管の勾配を測り、逆勾配やたるみがなく、施工図どおりの管底高さになっていることを確認して記録する。
埋戻し前に、差口が受口の標線まで差し込まれていること、管やますに割れ・損傷がないことを全数確認し、写真で記録する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) 硬質ポリ塩化ビニル管は軽量で切断・接合が容易で、さびず、電食も起きず、酸・アルカリに強い。内面が平滑で摩擦損失が小さく、スケールも付きにくい。一方、衝撃に弱く低温でもろくなる、熱に弱く高温の排水には使えない、線膨張係数が鋼管の約6倍と大きい、紫外線で劣化し有機溶剤に侵される、などの短所がある。
- (2) 地中の排水管は埋め戻すと漏れの確認ができないので、埋戻し前に満水試験を行う。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.9.1・2.9.4により、試験は隠ぺい・埋戻しの前に行い、排水管の満水試験の保持時間は最小30分とする。試験中に水位が下がらないこと、接合部・ます接続部から漏れがないことを確認する。勾配や管底高さの確認、接合部の差込み状態の確認と写真記録も、埋戻し前に行う重要な検査である。
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令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題5 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する