つば付き鋼管スリーブ・合成樹脂製支持受け付きUバンドの使用場所又は使用目的
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管・ダクトの材料」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
(1)及び(2)に示す各図について、使用場所又は使用目的を記述しなさい。
【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。


解答欄
正解
(1) つば付き鋼管スリーブの使用場所又は使用目的 模範解答
地下外壁など地中部分で水密を要する壁を配管が貫通する箇所に用い、スリーブ外周からの漏水を防ぐ。
47 字別解
地中梁や地下外壁の配管貫通部に設け、つばでコンクリートとの境目を長くして地下水の浸入を防ぐ。
水槽や地下ピットの壁など、水密性が必要な躯体を配管が貫通する部分のスリーブとして使用する。
(2) 合成樹脂製支持受け付きUバンドの使用場所又は使用目的 模範解答
冷水・冷温水管の吊りバンド等の支持部に用い、保温材を切らずに支持して結露と熱損失を防ぐ。
44 字別解
保冷が必要な冷水管・ブライン管の支持部で、管とバンドの間に断熱性の支持受けを入れて結露を防ぐ。
冷温水管の支持部で、金属のバンドが管に直接触れて熱が伝わるのを防ぎ、保温材のつぶれも防ぐ。
要点(書けていたものにチェック)(1) つば付き鋼管スリーブの使用場所又は使用目的(2) 合成樹脂製支持受け付きUバンドの使用場所又は使用目的
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) つば付き鋼管スリーブは、鋼管の外周に鋼板のつば(止水板)を全周溶接したスリーブである。コンクリートに打ち込むと、つばがスリーブ外周に沿って浸入しようとする水の通り道を遮り、通り道を長くする。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.8.1(4)では「地中部分で水密を要する部分のスリーブは、つば付き鋼管とし、配管はスリーブと触れないように施工する」としている。地下外壁・地中梁のほか、水槽の壁や防水を要する床の貫通部にも使われる。
- (2) 冷水・冷温水管を金属のUバンドで直接支持すると、支持部で保温材が途切れ、金属を通じて熱が伝わって(熱橋)バンドや管の表面に結露する。硬質ウレタンフォームなどの合成樹脂製支持受けを管とバンドの間に入れると、保温材の厚さを欠損させずに荷重を受けられる。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.2(5)では「冷水、ブライン及び冷温水配管の吊りバンド等の支持部は、合成樹脂製の支持受けを使用する」としている。
引っかけ:(1) は防火区画の貫通(モルタル等の充塡)や、外壁の貫通(シーリング)と混同しないこと。つばの役目は止水で、地中部分などの水密を要する箇所に使う。(2) は単に「配管の支持」ではなく、保冷する配管の支持部で結露を防ぐという目的まで書く。
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→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する