排水・通気設備

重要度 B問題1・問題3で出題過去問 5問

排水・通気設備は、2級管工事施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和7年度(10回)のうち5回で出題された論点です(収録93問中5問・重要度B)。出題されるのは問題1・問題3です。

要点:トラップと封水、排水管の勾配と管径、通気方式、排水槽とポンプ、阻集器。

覚える要点

  • 汚水ますには泥だめを設けず、底部に管径に合わせたインバートを設ける(泥だめは雨水ますの構造)。合流部のインバートは曲率半径を大きくとり、流れに沿って緩やかに合流させる
  • ループ通気管は最上流の器具排水管が接続した点のすぐ下流から立ち上げる(掃除口側から取り出さない)。通気管は排水横枝管の上部から垂直ないし45°以内で取り出し、水平に取り出さない
  • 通気管はその階の器具のあふれ縁より150mm以上立ち上げてから横走りさせ、通気立て管に連結する。床下で横引きすると、排水が流れ込んで通気管が詰まる
  • 二重トラップとしない。トラップは器具ごとにその近くに設け、器具トラップのある洗面器の排水をドラムトラップに通さない
  • ポンプの吸込み管の径違いは上面を水平にした偏心レジューサーとし、横引き部はポンプに向かって上り勾配として空気だまりをつくらない(同心レジューサーは空気がたまり吸込み不良の原因)
  • 通気管の末端は直接外気に開放し、窓・換気口・外気取入口の近くでは開口部より上に立ち上げるか水平に十分離して、臭気が室内に入らないようにする。排水槽の通気管は他の通気管につながず単独で開放する
  • 排水管は満水試験(最小30分保持)を行い、衛生器具の取付け後に通水試験を行う。屋内横走り排水管の勾配は呼び径65以下1/50、75・100は1/100以上で、逆勾配や凹凸をつくらない

勉強のしかた:問題1の図で汚水ます・ループ通気・通気管の高さ・二重トラップの誤りを見つける形が中心で、令和5年度は便所の塩ビ排水管の留意事項が出た。誤りの指摘と改善策を1文で書く練習をし、勾配と満水試験の数値も書けるようにする。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、排水・通気設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和6年度 問題1 設問2:(2) の150mm以上の泥だめは雨水ますの構造で、汚水ますには使わない。(4) は回転方向の矢印から空気の流れの向きを読み取る。VDやたわみ継手があること自体は誤りではない。(5) は通気管の取出し位置ではなく、横引きの高さの誤り。
  • 令和5年度 問題3:ただし書きで工程管理・安全管理は除かれている。(3) の勾配は呼び径で値が変わるので、呼び径とセットで書く。給水管の水圧試験と取り違えない(排水管は満水試験・通水試験)。
  • 令和4年度 問題1 設問3:配管口径に関するものは除かれている。ループ通気管の取出し位置(最上流の器具の直後)は正しいので、誤りとして書かない。給水管と排水管の交差(給水管が上)も適切である。
  • 平成30年度 問題1 設問3:(3) は吊り間隔ではなく、支持金具が断熱材を直接締め付けていることが問題。(4) は実験流しのトラップが無いことと洗面器の二重トラップがセット。(5) は「600mm以上立ち上げ」か「水平3m以上」のどちらか一方を満たせばよい。
  • 平成29年度 問題1 設問3:(3)は弁や防振継手の有無ではなく、レジューサーの形を見る。(4)の150mm以上の泥だめは雨水ますの構造で、汚水ますには使わない。(5)は横引きの高さではなく、ループ通気管の取出し位置の誤りである。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題1・問題3では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。