屋根・とい

重要度 B問題4・問題5で出題過去問 5問

屋根・といは、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち5回で出題された論点です(収録162問中5問・重要度B)。出題されるのは問題4・問題5です。

要点:金属板葺・折板葺・瓦葺、とい。

覚える要点

  • 金属板葺の下葺は野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上へ張る。重ねは上下(流れ方向)100mm以上、左右(長手方向)200mm以上で、留付けは重ね合せ部で間隔300mm程度、その他は要所(一般に900mm以内)(標仕13.2.3)
  • 金属板の折曲げは塗装・めっき・地肌に亀裂が生じないよう切れ目を入れずに行い、小はぜ掛けは一般に小はぜ内に3〜6mm程度の隙間を設けて毛細管現象による雨水の浸入を防ぐ
  • 折板の流れ方向には継手を設けない。重ね形の折板は各山ごとにタイトフレームに固定し、流れ方向の重ね部の緊結ボルトの間隔は600mm程度。タイトフレームと下地材の接合は隅肉溶接とし、溶接後はスラグを除去して錆止め塗料を塗る(標仕13.3.3)
  • けらば包みは1m程度の間隔で下地に取り付け、継手の重ねは60mm以上で重ね内部にシーリング材を挟む(標仕13.3.3)。継手位置は一般に端部用タイトフレームに近づけ、ドリリングタッピンねじ等で留める
  • タイトフレームの隅肉溶接のサイズは一般にタイトフレームの板厚と同じとする。折板の軒先は一般に溝部の先端を下へ折り曲げて尾垂れとし、水上の端部には止水面戸を設ける。壁際の雨押えの立上りは一般に150mm以上

勉強のしかた:問題4の記述と問題5の五肢択一で、金属板葺の下葺、折板の固定・けらば・端部の納まりが出る。標仕13章の重ね幅・間隔(100・200・300・600mm、1m・60mm)を部位と結び付けて覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、屋根・といで間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題5 設問3:縦重ね(流れ方向)100mmと横重ね(長手方向)200mmを逆にしない。
  • 令和5年度 問題5 設問3:折板の流れ方向の重ね部の緊結ボルトの間隔600mm程度(標仕 13.3.3)と,けらば包みの重ね60mmを混同しない。
  • 令和3年度 問題5 設問3:流れ方向100mm・長手方向200mm。長手方向のほうが大きい。
  • 令和2年度 問題4 設問2:材料(折板の形式・板厚・パッキンの材質)や強風時の作業中止は除外条件に当たる。固定の方法・間隔や端部の雨仕舞など施工の方法を書く。
  • 令和元年度 問題4 設問3:受梁(鉄骨梁)は板厚が厚く,そのサイズで薄いタイトフレームを溶接すると溶け落ちる。サイズは薄いほうのタイトフレームの板厚に合わせる。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。