金属製折板屋根葺の留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2021年2月21日(日)実施) 問題4 設問2の問題です。論点は「屋根・とい」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
次の1.から4.の問いに答えなさい。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料(仕様,品質,保管等),作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
2. 屋根工事において,金属製折板屋根葺を行うときの施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
解答欄
正解
留意事項 1 模範解答
重ね形の折板は各山ごとにタイトフレームに固定し,流れ方向の重ね部の緊結ボルトの間隔は600mm程度とする。
53 字別解
折板の流れ方向には継手を設けず,やむを得ず継手を設けるときは監督職員と協議する。
タイトフレームと下地材の接合は隅肉溶接とし,溶接後はスラグを除去して錆止め塗料を塗る。
留意事項 2 模範解答
けらば包みは1m程度の間隔で下地に取り付け,継手の重ねは60mm以上として重ね内部にシーリング材を挟み込む。
54 字別解
軒先では折板の溝部の先端を下方へ15°程度折り曲げて尾垂れを付け,雨水が裏面へ回らないようにする。
水上の端部には止水面戸を取り付け,溝部の先端を立ち上げて雨水の逆流を防ぐ。
要点(書けていたものにチェック)留意事項 1留意事項 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 標仕 13.3.3(工法)(3)による。折板の流れ方向には継手を設けない。タイトフレームと下地材との接合は隅肉溶接とし,溶接後はスラグを除去して錆止め塗料を塗り付ける。重ね形の折板は各山ごとにタイトフレームに固定し,流れ方向の重ね部の緊結のボルト間隔は600mm程度とする。
- けらば納めは,特記がなければけらば包みによる方法とし,けらば包みは1m程度の間隔で下地に取り付け,継手の重ねは60mm以上として重ね内部にシーリング材を挟み込む(標仕 13.3.3(3)(エ))。
- 端部の雨仕舞として,一般に,軒先では溝部の先端を下方に15°程度折り曲げて尾垂れを付け,水上の端部には止水面戸を設けて先端を立ち上げる。
引っかけ:材料(折板の形式・板厚・パッキンの材質)や強風時の作業中止は除外条件に当たる。固定の方法・間隔や端部の雨仕舞など施工の方法を書く。
現行法令との関係:出題当時の標仕 平成31年版 13.3.3(2)(エ)では,けらば包みの取付け間隔は「1.2m以下」だったが,令和4年版から「1m程度」に改められた(令和7年版 13.3.3(3)(エ))。模範解答は現行の「1m程度」で書いている。記述式なので答えの方向は変わらない。
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論点ページ:屋根・といの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2021年2月21日(日)実施) 問題4 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する