土工・排水・土質
重要度 A土木一般・設計図書で出題過去問 17問
土工・排水・土質は、2級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録400問中17問・重要度A)。出題されるのは土木一般・設計図書です。
要点:盛土・切土、排水施設、土質調査と土質試験。
覚える要点
- のり面排水の役割:のり肩排水溝(のり面への流下防止)→縦排水溝(のり尻へ流下)→のり尻排水溝。のり尻工は排水溝ではなくのり尻の保護・浸透水の排除
- 施工中ののり面は表面水を速やかに流して浸透させない。盛土内の浸透水は水平排水層・のり尻工で排除し、地山からの湧水は基盤排水層・地下排水溝で防ぐ
- 軟弱地盤対策:サンドコンパクションパイル・バイブロフローテーション・振動棒は締固め工法(砂地盤の液状化対策)、サンドドレーンは圧密促進、プレロードは粘性土の圧密沈下対策
- 原位置試験は標準貫入試験(N値)・平板載荷試験・ポータブルコーン貫入試験・孔内水平載荷試験・スクリューウエイト貫入試験など。一軸圧縮試験・圧密試験・三軸圧縮試験は室内試験
- 標準貫入試験は63.5kgハンマーを76cm落下させ30cm貫入の打撃回数(N値)で、CBRは求めない。圧密試験は粘性土の沈下量・沈下時間の推定で液状化判定には使わない
- カルバートの剛性(鉄筋コンクリートボックス・PC管)とたわみ性(コルゲートメタル・硬質塩化ビニル管)の区分。擁壁は片持ばり式が自立、もたれ式は地山にもたれる。盛土材はせん断強度が高く圧縮性・膨潤性が小さいもの
勉強のしかた:分野1で毎年2問程度出る。排水施設の名前と役割、締固め工法と排水工法の区別、原位置試験と室内試験の区別の3つを押さえれば、多くの肢を切れる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、土工・排水・土質で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問1:「大きい/小さい」の入れ替えである。密度は大きいほど、圧縮性・膨潤性は小さいほど望ましい。
- 令和8年度 問4:「そのままの状態で行う」がもっともらしく見えるが、スライムは試験結果を乱すため除去する。
- 令和7年度 問1:植生工(浸食防止・緑化)と構造物工(風化・はく落防止、土圧への抵抗)の区別を問う。土圧に抵抗できるのは擁壁などの抑止工だけである。
- 令和7年度 問4:「現場で行う試験」か「試料を持ち帰って行う試験」かで区別する。
- 令和6年度 問1:「小さい」「少ない」が望ましい性質の中に、「高い」が望ましいせん断強度を「低い」として紛れ込ませている。
- 令和5年度 問1:「防止」と「排除」の入れ替えを問う。盛土の底面(地山側)に設けるものが浸透防止、盛土内・のり尻に設けるものが浸透水の排除と覚える。
この論点の問題
盛土材料として望ましい条件令和8年度 問1
道路土工の機械ボーリング令和8年度 問4
のり面保護工の工種と目的令和7年度 問1
土の原位置試験令和7年度 問4
盛土材料として望ましい条件令和6年度 問1
道路盛土の地下排水工の種類と機能令和5年度 問1
軟弱地盤対策工法(締固め工法)令和4年度 問1
たわみ性カルバート令和4年度 問2
のり面の施工時の排水令和3年度 問1
土や地盤の原位置試験令和3年度 問6
擁壁の種類令和元年度 問2
土の原位置試験令和元年度 問6
液状化対策工法平成30年度 問1
土質試験と求めるもの平成29年度 問6
のり面排水工の種類と機能平成28年度 問1
剛性ボックスカルバートの種類平成28年度 問2
原位置試験と測定値・推定量平成28年度 問6
同じ分野で出る論点
土木一般・設計図書では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。