原位置試験と測定値・推定量
これは2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問6の問題です。論点は「土工・排水・土質」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
地盤調査における原位置試験の名称と得られる測定値または、測定値からの推定量に関する次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 標準貫入試験 ― 所定の貫入量を測定し、CBRに換算する。
解き方
- 標準貫入試験(JIS A 1219)は、63.5kgのハンマーを76cmの高さから落下させ、サンプラーを30cm貫入させるのに要する打撃回数をN値として求める試験である。
- N値は、砂の相対密度や内部摩擦角、粘性土の一軸圧縮強さなどの推定に使う。CBRは室内または現場のCBR試験で求めるもので、標準貫入試験から換算するものではない。
- よって (1) が不適当である。(2)〜(4) は、地盤調査法(地盤工学会)に示される測定値と推定量の組合せのとおりである。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。標準貫入試験で測るのは所定の貫入量(30cm)に要する打撃回数(N値)であり、CBRに換算するものではない。
- (2)適当。孔内水平載荷試験では、圧力と孔壁の変位量から地盤の水平方向の変形係数などを求める。
- (3)適当。ポータブルコーン貫入試験では、コーン貫入抵抗から粘性土のせん断強さ(粘着力)やトラフィカビリティを推定する。
- (4)適当。スウェーデン式サウンディング試験では、荷重と半回転数からN値や一軸圧縮強さ(せん断強さ)に換算する。
引っかけ:標準貫入試験は「打撃回数(N値)」を測る試験である。CBRと結び付けた記述は誤りである。
現行の基準・法令との関係:スウェーデン式サウンディング試験は、2020年のJIS A 1221の改正で「スクリューウエイト貫入試験」に名称が変わった。この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:土工・排水・土質の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成28年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する