のり面の施工時の排水
これは2級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問1の問題です。論点は「土工・排水・土質」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
のり面の施工時の排水に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 切土部は常に表面排水を考えて切土面は整形せずに粗く仕上げ、雨水などが浸透しやすいように配慮する。
解き方
- 道路土工-盛土工指針・切土工・斜面安定工指針では、施工中の切土面は表面排水を考えて整形し、雨水が表面を速やかに流下して浸透しないようにすることを求めている。
- (3) は「整形せずに粗く仕上げ、雨水が浸透しやすいように」としており逆である。浸透水はのり面の崩壊・侵食の原因になる。
- 切り盛り境界のトレンチ(地下排水)、準備排水、裏込め部の仮排水はいずれも指針どおりであり、不適当なものは (3) である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。切土と盛土の境界付近は湧水・浸透水が集まりやすく、トレンチ(地下排水溝)を設けて盛土部への流入を防ぐ。
- (2)適当。準備排水として地山を排水しやすい勾配に整形し、素掘り側溝・暗きょ等で工事区域への流入を防ぐ。
- (3)不適当。切土面は表面排水を考えて整形し、雨水が浸透しないように仕上げる。
- (4)適当。構造物裏込め部は雨水が集まりやすく、仮排水工で流入を防ぐ。
引っかけ:施工中の排水の基本は「表面水を速やかに流し、浸透させない」ことである。「浸透しやすいように」の一語で誤りになる。
同じ論点の過去問
令和8年度 問1盛土材料として望ましい条件
令和8年度 問4道路土工の機械ボーリング
令和7年度 問1のり面保護工の工種と目的
令和7年度 問4土の原位置試験
令和6年度 問1盛土材料として望ましい条件
論点ページ:土工・排水・土質の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する