消費税・法人税等
重要度 C第1・2・5問で出題過去問 6問
消費税・法人税等は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち6回で出題された論点です(収録142問中6問・重要度C)。出題されるのは第1問・第2問・第5問です。
要点:税抜方式では仮払消費税と仮受消費税の差額が未払消費税。法人税等は税引前当期純利益×税率、中間納付額(仮払法人税等)を充当して残りが未払法人税等。
覚える要点
- 税抜方式の決算整理:仮受消費税−仮払消費税=未払消費税。仮払が仮受を上回る回は未収消費税(資産)になるので差額の向きを確かめる。
- 完成・引渡し時の請求は、借方 完成工事未収入金(税込)/貸方 完成工事高(税抜)・仮受消費税。受け取る側の消費税は仮受。
- 決算の法人税等=税引前当期純利益×30%。中間納付額(仮払法人税等または仮払金)を充当し、残りが未払法人税等。
- 確定申告時の納付は年税額ではなく未払法人税等の取崩し(年税額−中間納付額)。費用科目は使わない。
勉強のしかた:第1問の仕訳と第2問の逆算、第5問(10)の法人税等で出る。仮受・仮払の引き算の向きと、中間納付を充当した「残り」を答える点を繰り返し確認する。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、消費税・法人税等で間違えやすい点を集めました。
- 第38回 第2問 (2):仮受消費税(売上時に預かった分)の方が大きいときに未払消費税が生じる。引き算の向きを逆にしないこと。
- 第37回 第1問 (2):年税額 12,300,000 をそのまま現金で払う仕訳にしない。中間納付分はすでに払っているので、確定申告で動くのは残額だけ。
- 第36回 第1問 (3):受け取る側の消費税は「仮受消費税」。仮払消費税(E)は自社が支払った消費税であり、逆になる。完成工事高には消費税を含めない(税抜方式)。
- 第32回 第1問 (2):確定申告時の納付は費用(法人税、住民税及び事業税)ではなく、決算で計上した未払法人税等の支払いである。年税額 3,800,000 をそのまま書かないこと。
- 第31回 第2問 (4):仮受消費税(預かった税)から仮払消費税(払った税)を引くと納める税。足して 438,000 としないこと。
- 第30回 第1問 (2):多くの回では仮受>仮払で未払消費税 N になるが、この回は仮払のほうが大きい。差額の向きを確かめてから N か H かを選ぶ。
この論点の問題
消費税(税抜方式)の仮受消費税の逆算第38回 第2問 (2)
法人税の確定申告時の納付(中間納付額の控除)第37回 第1問 (2)
工事完成・引渡しに伴う請求(消費税あり)第36回 第1問 (3)
法人税の確定申告時の納付(中間納付額の控除)第32回 第1問 (2)
消費税(税抜方式)の仮払消費税の逆算第31回 第2問 (4)
消費税の決算整理(仮払分が仮受分を上回る=未収消費税)第30回 第1問 (2)
同じ大問で出る論点
第1・2・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。