塗装工事
重要度 B問題4・問題5で出題過去問 4問
塗装工事は、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち4回で出題された論点です(収録162問中4問・重要度B)。出題されるのは問題4・問題5です。
要点:素地ごしらえ、研磨紙ずり、各種塗装と塗装の欠陥。
覚える要点
- パテかいは塗装面のくぼみ・隙間・目違い等の部分にパテを薄く塗る局部的な処理で、素地とパテ面の肌違いが仕上げに影響する。パテしごきは全面にへら付けして素地が現れるまでしごき取る処理、パテ付けは一般に特に美装性を要求される仕上げで全面に塗る
- 研磨紙ずりは素地や下地を清浄で平滑にし、次工程の塗料の付着性を確保する足掛かりをつくって仕上りを良くするために行う。下層の塗膜及びパテが硬化乾燥した後、各層ごとに素地の長手方向に、下層の塗膜を研ぎ去らないよう研ぐ(標仕18.1.4)
- 塗装の欠陥:しわは厚塗りで表面だけ先に乾く(上乾き)と生じ、だれは垂直面で塗料が流れ下がる現象、はじきは塗料が付着せずはじかれる現象、白化(ブラッシング)は低温・高湿で表面に水分が凝縮して白くなる現象
- 錆止め塗料塗りの品質確認は、工事現場塗装では使用量から単位面積当たりの塗付け量を推定し、工場塗装では電磁膜厚計などで膜厚を確かめる(標仕18.1.7)。仕上がり面はむら・しわ・はじき等がないことを目視で確かめる
- エアスプレーは一般にガンを塗り面から30cm程度離して直角に向け、一定の速度で平行に動かし、吹付け幅の約1/3ずつ重ねる。エアレススプレーは塗料自体に圧力を加えて霧化するので飛散が少なく厚膜に塗れる
勉強のしかた:問題4・問題5で、パテ処理の3種類、研磨紙ずりの目的、塗装の欠陥の名称が繰り返し出る。標仕18章の素地ごしらえの用語を定義どおりに覚え、欠陥は原因と対策を対にして整理しておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、塗装工事で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 問題5 設問7:「足掛かり」は付着性のため。表面は粗面ではなく平滑にする。
- 令和5年度 問題5 設問7:全面に塗ってしごき取るのが「パテしごき」,部分に塗るのが「パテかい」,全面に塗り付けて美しく仕上げるのが「パテ付け」。
- 令和3年度 問題5 設問6:研磨紙で表面に細かい傷をつけることが「足掛かり」になるが,目的は下地を「平滑」にすること。
- 令和元年度 問題4 設問7:「面のくぼみ,すき間,目違い等の部分」=局部的な処理=パテかい。パテしごきは全面に塗ってしごき取る処理。
この論点の問題
同じ問題で出る論点
問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。