試験・検査

重要度 B問題3・問題5で出題過去問 4問

試験・検査は、1級建築施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち3回で出題された論点です(収録162問中4問・重要度B)。出題されるのは問題3・問題5です。

要点:コンクリートの受入れ検査、ガス圧接継手の検査、タイルの接着力試験などの方法・判定・不合格時の処置。

覚える要点

  • ガス圧接部の外観試験は全数で、ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上、長さ1.1倍以上、圧接面のずれ1/4以下、偏心量1/5以下、折れ曲がり2°以下、片ふくらみ1/5以下で合格(標仕5.4.4)。径が異なるときは細い方の鉄筋径で判定する
  • 抜取試験は特記がなければ超音波探傷試験で、1組の作業班が1日に行った圧接箇所を1ロットとし、無作為に30か所を試験する。不合格ロットは作業を止めて原因を調べ、残り全数を超音波探傷試験する(標仕5.4.10・5.4.11)
  • 外観試験の不合格は、ふくらみの直径・長さ不足が再加熱し加圧して修正、折れ曲がりが再加熱して修正、圧接面のずれ・偏心・片ふくらみ・焼割れ等は圧接部を切り取って再圧接する(標仕5.4.11)。徐冷ではなく加圧で直す
  • スタッド溶接後の仕上り高さは所定の高さ±2mm以内、傾きは5°以内(標仕7.7.3)。仕上り高さと傾きは100本及びその端数を1ロットとして1本以上を抜き取り、不合格なら同じロットからさらに2本を試験する。完了後の打撃曲げ試験は15°まで曲げる
  • 屋外や屋内の吹抜け部分のタイル張りは、硬化後に全面を打診する。引張接着試験は目地をコンクリート面まで切断して周囲と絶縁し、100m²ごと及びその端数につき1個以上かつ全体で3個以上行う(標仕11.1.7)。時期は一般に施工後2週間以上
  • セメントモルタル張りのタイルの引張接着試験は、引張接着強度0.4N/mm²以上、かつ、コンクリート下地の接着界面における破壊率50%以下で合格(標仕表11.1.2)。打診と引張接着試験は別の検査である

勉強のしかた:問題3(令和2年度まで)と問題5で、ガス圧接部の外観試験と不合格時の処置、スタッド溶接の検査、タイルの引張接着試験が出る。試験ごとに「頻度(ロット)・方法・判定値・不合格時の処置」の4点を表にして覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、試験・検査で間違えやすい点を集めました。

  • 令和5年度 問題5 設問2:「打音」は全面の打診による確認(標仕 11.1.7(2))で,引張接着試験とは別の検査である。
  • 令和4年度 問題5 設問8:スタッドの検査は「100本で1ロット,高さ±2mm,傾き5°」。15°は打撃曲げ試験の曲げ角度で,取り違えやすい。
  • 平成30年度 問題3 設問5:再加熱で直せるのは「ふくらみ不足(再加熱・加圧)」と「折れ曲がり(再加熱)」だけで,偏心・圧接面のずれ・片ふくらみ・焼割れなどは切り取って再圧接する。
  • 平成30年度 問題3 設問8:傾きの許容値「5°」と,打撃曲げ試験の曲げ角度「15°」を取り違えない。

この論点の問題

同じ問題で出る論点

問題3・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。