ネットワーク工程表の用語(フロート)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.58の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
ネットワーク工程表に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) ある作業のフリーフロート(FF)を使い切ってしまうと,後続作業のトータルフロート(TF)に影響を及ぼす。
解き方
- (4)が最も不適当である。フリーフロート(FF)は,その作業の中で使っても後続作業の最早開始時刻に影響を及ぼさない余裕時間である。
- したがって,FFを使い切っても後続作業の開始は遅れず,後続作業のトータルフロート(TF)にも影響しない。後続作業のTFに影響を及ぼすのは,TFからFFを差し引いた干渉余裕(DF)を使った場合である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。最遅結合点時刻は,終了時刻から逆算して,その結合点から終了結合点までの最長経路で求める,遅くともその時刻までに後続作業を開始しなければならない時刻である。
- (2)適当。ダミーは作業の前後関係だけを示す点線の矢線で,作業も時間も持たない。
- (3)適当。FFはTF以下(FF≦TF)なので,TFが0の作業はFFも0である。
- (4)適当でない。FFは後続作業に影響しない余裕であり,使い切っても後続作業のTFは変わらない。
- (5)適当。TFを使い切った作業は余裕が0となり,その経路はクリティカルパスとなる。
引っかけ:FF=後続作業に影響しない余裕,DF=TF-FF(使うと後続作業のフロートが減る)。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.44工程管理(山均し・工期と工事費)
令和7年度 No.44工程の実施計画(作業能率)
令和7年度 No.58工程計画の立て方と工期
令和6年度 No.44工程の実施計画(タクト・鉄骨建方)
令和6年度 No.58工期と費用(直接費・間接費)
論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.58。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する