合成高分子系ルーフィングシート防水
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.54の問題です。論点は「防水・シーリング」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
合成高分子系ルーフィングシート防水に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 加硫ゴム系シート防水の接着工法において,出隅角には,シートの張付け前に加硫ゴム系シートで増張りを行った。
解き方
- (3)が最も不適当である。加硫ゴム系シート防水の接着工法で,出隅角の補強に用いる増張り用シートは,一般に,成形しやすく下地になじむ非加硫ゴム系シートを用い,シートの張付けに先立って張り付ける。加硫ゴム系シートは伸び縮みの復元力が強く,出隅角のような複雑な形状になじませにくい。
- 標仕9.4.4では,加硫ゴム系(S-F1)の立上り部の出入隅角はルーフィングシートの張付けに先立ち200mm角程度の増張り用シートを張り付け,塩化ビニル樹脂系(S-F2)はルーフィングシート施工後に成形役物を張り付けるとしている。増張り用シートの材料は製造所の指定による。
- 重ね幅の数値((1)・(2))と(5)は標仕9.4.4のとおりであり,(4)の塩化ビニル樹脂系シートの接着剤も一般にエポキシ樹脂系又はニトリルゴム系が用いられるので,消去法でも(3)が不適当となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。エチレン酢酸ビニル樹脂系シートの屋内保護密着工法(S-C1)の重ね幅は,幅方向・長手方向とも100mm以上とする(標仕9.4.4)。
- (2)適当。加硫ゴム系シートの接着工法の重ね幅は,平場で100mm以上,立上りと平場の重ね幅は150mm以上とする(標仕9.4.4)。
- (3)適当でない。加硫ゴム系シート防水の出隅角の増張りには,一般に非加硫ゴム系シートを用いる。
- (4)適当。塩化ビニル樹脂系シートの接着工法では,下地とシートの接着に,一般にエポキシ樹脂系又はニトリルゴム系の接着剤を用いる。
- (5)適当。塩化ビニル樹脂系シートの接着工法では,入隅角・出隅角にはシートの張付け後に成形役物を張り付ける(標仕9.4.4)。
引っかけ:加硫ゴム系は「張付け前に非加硫ゴム系シートで増張り」,塩化ビニル樹脂系は「張付け後に成形役物」。
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論点ページ:防水・シーリングの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.54。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する