普通コンクリートの調合
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.52の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
普通コンクリートの調合に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 粗骨材は,偏平なものを用いるほうが,球形に近いものを用いるよりもワーカビリティーがよい。
解き方
- (1)が最も不適当である。粗骨材は,球形に近いもののほうが流動性がよく,ワーカビリティーがよい。偏平なものや細長いものは,コンクリートの流動性を悪くし,所要のスランプを得るための単位水量が増える。
- 単位水量は185kg/m³以下,塩化物量は塩化物イオン量として0.30kg/m³以下,再生骨材Hを用いる場合の水セメント比の最大値は60%である(標仕6.3.2)。
- 調合管理強度は,標仕6.3.2(ア)(a)では設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(S)を加えた値とする。(4)の「品質基準強度」は日本建築学会のJASS 5の用語で,設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほうの値である。耐久設計基準強度が設計基準強度以下であれば標仕の定義と同じ値になり,(4)は適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。偏平な粗骨材はワーカビリティーを悪くする。球形に近いもののほうがよい。
- (2)適当。単位水量の最大値は185kg/m³とし,品質が得られる範囲内で可能な限り小さくする(標仕6.3.2)。
- (3)適当。コンクリートに含まれる塩化物量は,塩化物イオン量で0.30kg/m³以下とする(標仕6.3.2,JIS A 5308)。
- (4)適当。標仕6.3.2では,調合管理強度は設計基準強度に構造体強度補正値を加えた値とする。記述の「品質基準強度」はJASS 5の用語(設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほう)で,その定義による記述として正しい。
- (5)適当。再生骨材Hを使用する場合の水セメント比の最大値は60%とする(標仕6.3.2)。
引っかけ:骨材は「球形に近く,粒度分布のよいもの」がワーカビリティー・単位水量の両面で有利。
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論点ページ:コンクリート工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.52。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する