鉄骨の溶接
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.53の問題です。論点は「鉄骨工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄骨の溶接に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 溶接作業場所の気温が-5℃を下回っていたため,溶接部より100mmの範囲の母材部分を加熱して作業を行った。
解き方
- (3)が最も不適当である。一般に,作業場所の気温が-5℃を下回る場合は溶接を行ってはならない。
- 気温が-5℃から5℃の場合は,溶接線から100mm程度の範囲の母材部分を適切に加熱すれば溶接を行うことができる。母材を加熱して溶接できるのはこの範囲の気温のときである。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。裏当て金は,一般に母材と同等の鋼種のものを用いる。標仕7.6.7では,裏当て金の材質・形状・長さは溶接部の品質を確保できるものとしている。
- (2)適当。490N/mm²級以上の高張力鋼の組立て溶接を被覆アーク溶接で行う場合は,低水素系溶接棒を使用する(標仕7.6.5)。
- (3)適当でない。気温が-5℃を下回る場合は,加熱しても溶接を行ってはならない。加熱して溶接できるのは-5℃から5℃のときである。
- (4)適当。突合せ継手の余盛りの高さは,JASS 6付則6の許容差(ビード幅15mm未満で0〜3mmなど)に収まっていればグラインダ仕上げは不要である(標仕7.6.7)。
- (5)適当。溶接部の割れは,適切な試験で範囲を明らかにした場合,割れ及び割れの端から50mm以上の範囲を除去し再溶接する(標仕7.6.13)。
引っかけ:気温の数値は「-5℃未満は溶接禁止,-5〜5℃は100mmの範囲を加熱して溶接可」。
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→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.53。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する