コンクリートの養生(湿潤養生の打切り)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.27の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの養生に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
ただし,使用するセメントの種類は普通ポルトランドセメントとし,計画供用期間の級は標準とする。
解答欄
正解
正解:(3) 厚さ18cm以上のコンクリート部材において,コンクリートの圧縮強度が5N/mm²となったため,以降の湿潤養生を打ち切った。
解き方
- (3)が不適当である。厚さ18cm以上の部材では,計画供用期間の級が短期・標準の場合はコンクリートの圧縮強度が10N/mm²以上(長期・超長期の場合は15N/mm²以上)に達したことを確認すれば,以降の湿潤養生を打ち切ることができるとされる(一般に日本建築学会の仕様による)。
- 5N/mm²では湿潤養生を打ち切る強度に足りない。5N/mm²は寒中コンクリートの初期養生で目標とする強度である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。打込み後5日間程度は,振動や外力によって凝結・硬化が妨げられないように養生する。
- (2)適当。暑中コンクリートでは,上面はブリーディング水が消失した時点から湿潤養生を開始する(標仕 6.12.4)。
- (3)不適当。湿潤養生を打ち切れるのは圧縮強度10N/mm²以上(計画供用期間 標準)に達してからである。
- (4)適当。露出面の初期養生として水密シートによる被覆は有効である(標仕 6.7.2)。
引っかけ:打切り強度10N/mm²(短期・標準),15N/mm²(長期・超長期)。初期凍害防止の5N/mm²と混同しない。
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論点ページ:コンクリート工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する