鋼及び鋼材の性質
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.6の問題です。論点は「構造材料」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼及び鋼材に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) SN490BやSN490Cは,炭素当量の上限の規定がない建築構造用圧延鋼材である。
解き方
- SN490B・SN490Cは,溶接性を確保するため,JIS G 3136(建築構造用圧延鋼材)で炭素当量Ceq(及び溶接割れ感受性組成PCM)の上限が規定されている。
- 炭素当量の規定がないのはA種(SN400A)であり,A種は溶接を前提としない部材に用いる。
- よって(4)が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。炭素量が増えると引張強さ・硬さは増すが,伸び・靱性・溶接性は低下する。
- (2)適当。焼入れは変態点以上に加熱して急冷する処理で,鋼は硬く強くなる(ただしもろくなる)。
- (3)適当。TMCP鋼は熱加工制御(制御圧延・加速冷却)で製造し,炭素当量を低く抑えながら高強度・高靱性で溶接性に優れる。
- (4)適当でない。SN490B・SN490Cには炭素当量の上限が規定されている。規定がないのはSN400Aである。
引っかけ:SN材のA種は溶接しない部材用,B種・C種は溶接する部材用で炭素当量の規定あり,C種はさらに板厚方向の絞り値の規定がある。
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論点ページ:構造材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する