吸音及び遮音
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.8の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
吸音及び遮音に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 多孔質の吸音材は,一般に高音域より低音域の吸音に効果がある。
解き方
- グラスウールやロックウールなどの多孔質吸音材は,材料内部の細かい空隙で空気の振動を熱に変えて吸音するので,中・高音域の吸音に効果があり,低音域の吸音率は小さい。
- 低音域の吸音は,背後に空気層を設けたり,板振動型の吸音構造を用いたりして改善する。
- よって(1)が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。多孔質吸音材は高音域の吸音に効果があり,低音域の吸音には効果が小さい。
- (2)適当。セイビンの式T = 0.161V/(S × ā)により,残響時間は室容積Vに比例し,平均吸音率āが大きいほど短くなる。
- (3)適当。室間音圧レベル差の遮音等級はD値(Dr値)で表し,数値が大きいほど遮音性能が高い。
- (4)適当。音響透過損失TL = 10log(1/τ)なので,透過率τが小さいほど透過損失が大きく,遮音性能が高い。
引っかけ:床衝撃音のL値は小さいほど性能が高く,室間音圧レベル差のD値は大きいほど性能が高い。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1伝熱(熱貫流率・総合熱伝達率)
令和8年度 No.2教室の必要換気量の計算
令和8年度 No.7採光及び照明の用語
令和7年度 No.1日照及び日射(ルーバー・隣棟間隔・可照時間)
令和7年度 No.2点光源による水平面照度(余弦則)
論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する