給水・給湯設備

重要度 C問題1・問題3で出題過去問 3問

給水・給湯設備は、2級管工事施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和7年度(10回)のうち2回で出題された論点です(収録93問中3問・重要度C)。出題されるのは問題1・問題3です。

要点:給水方式、受水タンク・高置タンクの設置と水質汚染の防止、クロスコネクションと逆流防止、給湯機器(貯湯槽・ガス瞬間湯沸器)の据付けと給湯管の熱伸縮・空気抜き。

給湯設備もこの論点に含めて扱います。それぞれの要点は、問題の一覧の下にまとめています。

覚える要点

  • 飲料用の貯水槽のオーバーフロー管・水抜き管は排水管に直結せず、最小150mm以上の排水口空間をとって間接排水とし、管端に防虫網を付ける(一般の間接排水は排水管径の2倍以上)
  • ボールタップなど給水の吐水口は、オーバーフロー管の入口(あふれ面)より上に吐水口空間をとる。吐水口が水中に沈むと、断水などで給水管が負圧になったときにタンクの水を吸い込む
  • 電磁弁で給水を制御する場合はタンク内に電極棒を設け、ボールタップは電磁弁の停止位置より高い位置で止まる予備とする。電極棒は防波筒などで波立ちによる誤作動を防ぐ
  • タンクの接続管は荷重がタンクにかからないよう支持し、排水管・通気管を除く接続管にフレキシブルジョイント(鋼板製・ステンレス製はベローズ形、FRP製は合成ゴム製)を付ける
  • 受水タンクは外部から六面を点検できるように設け、内部に飲料水以外の配管を通さない。マンホールはほこり等が入らないよう立ち上げ、通気口には防虫網を付ける

勉強のしかた:受水タンク・高置タンク回りの図から誤りを直す問題が出る。間接排水の排水口空間(飲料用は150mm以上)、吐水口空間、電極棒、フレキシブルジョイントの4点を図と結び付けて覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、給水・給湯設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題1 設問2:「3箇所の改善策」なので、同じ内容を3回書かないこと。ボールタップは「付いているから正しい」と見落としやすいが、吐水口の高さがオーバーフロー管の入口より低い。誤りの指摘だけでなく「どう直すか」を書く。
  • 令和3年度 問題1 設問3:一般の間接排水(管径による50mm・100mm・150mm)と混同しやすい。飲料用貯水タンクの間接排水は管径に関係なく最小150mm。
  • 令和3年度 問題3:ただし書きで工程管理・安全管理は除かれている。(1) は「運転又は保守管理の観点」からの配置で、据付けの方法は(2)に書く。

この論点の問題

給湯設備

給湯方式、給湯温度とレジオネラ対策、膨張と安全装置、給湯機器。

  • ガス瞬間湯沸器は給湯先までの配管が短くなる位置に設け、屋外式は排気が窓・換気口から入らず滞留しない開放された場所とし、前面に点検・修理の空間を確保する
  • 壁掛け形は取付け面の強度を確かめ、付属の金具をボルト等で固定して水平・垂直に据え付ける。可燃物との離隔は製造者の施工説明書の値以上とし、足りなければ防熱板を設ける
  • 屋外に露出する給湯管は保温して外装を防水性のある材料で仕上げ、凍結を防ぐ。銅管は流速が速いと潰食が起こるので流速を抑え、空気だまりをつくらない
  • 試運転は給水・給湯管に通水して空気を抜き、ガス接続部の漏れを確かめてから点火し、着火・消火、炎の状態、出湯温度、リモコンや安全装置の作動を確かめる
  • 給湯管は伸縮を妨げず、逆勾配や空気だまりなど循環を阻害する配管をしない。湯沸器と給水管・給湯管の接続には銅製又はステンレス鋼製のフレキシブルチューブを使ってよい

勉強のしかた:出題は令和3年度のガス瞬間湯沸器の1問で、「配置・据付け・配管・試運転」の4観点で問われた。ほかの機器と同じ4観点で留意事項を整理しておけば対応できる。

この内容を問う過去問:令和3年度 問題3

同じ問題で出る論点

問題1・問題3では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。