中間階便所平面詳細図の理由又は改善策(給水設備・排水通気設備)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問3の問題です。論点は「排水・通気設備」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(8)に示す図について、適切でない部分の理由又は改善策を、①に給水設備について、②に排水・通気設備について、それぞれ記述しなさい。ただし、配管口径に関するものは除く。
【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

解答欄
正解
小便器への給水を1つのT継手で左右に振り分けている。T継手は相対する2方向への分岐に使わず、一方から順に分岐する。
57 字しゅもく形の分岐は流量が偏り水撃も起きやすいので、小便器への給水横管は端の器具から順にT継手で分岐させる。
小便器系統の給水管を横管の中間に突き当てて左右に分けず、横管の一端から給水して各小便器へ枝管を取り出す。
通気管を床下で横走りさせると排水が流入して詰まるので、各通気管はあふれ縁より150mm以上立ち上げてから横走りさせる。
59 字大便器系統と小便器系統の通気管を床下でつないでいる。通気管どうしは器具のあふれ縁より150mm以上上方で接続する。
ループ通気管は排水横枝管から垂直に立ち上げ、床下で横走りさせず、あふれ縁より150mm以上上方で通気立て管へつなぐ。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 図の線は、細い一点鎖線が給水管、太い実線が排水管、太い破線が通気管である(交差部では下を通る管の線を切って表している)。
- ① 給水設備:小便器側の給水管は、主管から分岐して下がったあと、小便器の手前の横管の中ほど(2台目と3台目の間)に接続し、1つのT継手で左右2方向に振り分けている(しゅもく形の分岐)。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.1(4)では、分岐はクロス継手を使わずT継手を使い、1つのT継手で相対する2方向への分岐に用いてはならないとしている(通気・スプリンクラー配管を除く)。しゅもく形は流れが左右に偏り、継手の抵抗や水撃も大きくなる。横管の一端から給水して、各小便器へ順にT継手で分岐する。洗面器・大便器の分岐や、仕切弁の位置には誤りは見当たらない。
- ② 排水・通気設備:洋風便器の排水横枝管と小便器の排水横枝管は、どちらも最上流の器具の直後から通気管を取り出しており、取出し位置は正しい。しかし2本の通気管は便所の通路の部分を横に走ってまとめられ、通気立て管につながっている。通路の中ほどには配管を立ち上げる壁がなく、通気管の線は給水管の下側に描かれているので、通気管は床下で横走り・接続していることになる。
- 床下の通気横管は、排水横枝管が詰まったときなどに排水が流れ込み、通気管が詰まって通気の役目を果たさなくなる。通気管は排水横枝管の上部から垂直(又は45°以内)に取り出し、その階の最高位の器具のあふれ縁より150mm以上立ち上げてから横走りさせ、通気立て管や他の通気管に接続する(SHASE-S206、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.8(9)(10))。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する