橋面舗装の構造設計の基本的事項
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和元年度(2019年6月23日(日)実施) 問2 (1)の問題です。論点は「各種の舗装」(重要度B・解答の形は穴埋め・計算・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
橋面舗装の構造設計における基本的事項に関する次の文章で、①〜④に当てはまる語句を解答欄に記入しなさい。
橋面舗装は、雨水浸入による床版の劣化抑制の観点から、舗装と床版の双方への接着性に優れた、[①]層および[②]層を選定することが重要である。また、一般部と比較して交通荷重が特定の箇所に集中し、さらに代替道路が少ないことから、[③]抵抗性および[④]抵抗性に優れた混合物を使用し、補修の頻度を少なくすることが重要である。
解答欄
正解
| ① | 防水(防水層・接着・接着層 も正解) |
|---|---|
| ② | 接着(接着層・防水・防水層 も正解) |
| ③ | 塑性変形(流動・耐流動・わだち掘れ・塑性変形抵抗 も正解) |
| ④ | 摩耗(耐摩耗・摩耗抵抗 も正解) |
解き方
- 舗装設計便覧の橋面舗装(構造設計における基本的事項)による。橋面舗装は床版を雨水の浸入から守る防水システムの一部であり、床版と舗装の双方に接着する防水層と接着層(タックコート・接着剤)を選ぶことが重要である。①と②は順不同。
- 橋面では車両の走行位置が限られて荷重が特定の箇所に集中し、流動によるわだち掘れが生じやすい。また代替道路が少なく補修の交通規制が難しいため、表層には耐流動性(塑性変形抵抗性)と耐摩耗性(摩耗抵抗性)に優れた混合物(改質アスファルトⅡ型を用いた密粒度混合物など)を使い、補修の頻度を少なくする。
- 地方の設計基準も同じ趣旨で、橋面舗装は交通荷重が特定の箇所に集中して流動などの破損が生じやすく、代替道路が少ないので補修の頻度を少なくするため、表層に耐流動性・耐摩耗性などの耐久性に優れた密粒度アスファルト混合物(改質アスファルトⅡ型等)を用いるとしている(長野県土木事業設計基準 第4編第1章第10節、宮城県 設計基準 第6章 舗装工 6-6 橋面舗装構造)。④を「はく離」とする解答例もあるが、はく離は床版上の滞水による基層の損傷で、文中の「交通荷重の集中」「補修頻度」と結び付くのは摩耗である。
引っかけ:③・④は「すべり」「ひび割れ」ではなく、荷重の集中(流動)と補修頻度(摩耗)に結び付く性質を書く。鋼床版の基層のたわみ追従性と混同しない。
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論点ページ:各種の舗装の要点この論点の出題実績とよくある間違い
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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和元年度(2019年6月23日(日)実施) 問2 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する