平成30年度 問5 (2)論点:維持修繕重要度 A未着手

アスファルト舗装の損傷の原因と維持修繕工法

これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問5 (2)の問題です。論点は「維持修繕」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

次に挙げるアスファルト舗装の損傷の原因を①〜③に記述しなさい。また、これらに対応する維持修繕工法(ただし、打換え工法を除く)を④〜⑥の欄に記入しなさい。なお、④〜⑥にはそれぞれ異なる工法を挙げるものとする。

損傷の種類原因維持修繕工法
亀甲状ひび割れ(表層のみ)①④
わだち掘れ(摩耗)②⑤
ポーラスアスファルト舗装における空隙づまり③⑥

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

①亀甲状ひび割れ(表層のみ)の原因 模範解答

アスファルトの老化による表層混合物の劣化

20 字
別解

表層混合物の劣化・ぜい化と、表層の厚さ不足

混合物のアスファルト量不足による耐久性の低下

②わだち掘れ(摩耗)の原因 模範解答

タイヤチェーンやスパイクタイヤによる路面の摩耗

23 字
別解

積雪寒冷地のタイヤチェーン等による表層の摩耗

③ポーラスアスファルト舗装における空隙づまりの原因 模範解答

土砂や粉じん、タイヤの摩耗粉などが空隙に詰まる

23 字
別解

路肩や沿道から流れ込む土砂・泥が空隙に詰まる

④亀甲状ひび割れ(表層のみ)の維持修繕工法 模範解答

切削オーバーレイ工法

10 字
別解

オーバーレイ工法

表面処理工法

⑤わだち掘れ(摩耗)の維持修繕工法 模範解答

薄層オーバーレイ工法

10 字
別解

わだち部オーバーレイ工法

オーバーレイ工法

⑥ポーラスアスファルト舗装における空隙づまりの維持修繕工法 模範解答

機能回復工法(高圧水洗浄と吸引)

16 字
別解

排水性舗装の機能回復車による洗浄

高圧水による空隙の洗浄と吸引

要点(書けていたものにチェック)①亀甲状ひび割れ(表層のみ)の原因②わだち掘れ(摩耗)の原因③ポーラスアスファルト舗装における空隙づまりの原因④亀甲状ひび割れ(表層のみ)の維持修繕工法⑤わだち掘れ(摩耗)の維持修繕工法⑥ポーラスアスファルト舗装における空隙づまりの維持修繕工法
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 舗装施工便覧(平成18年版)の破損の種類と原因:表層のみに生じる亀甲状ひび割れは、アスファルトの老化による混合物の劣化・ぜい化などが原因で、路盤・路床の支持力不足による全層の亀甲状ひび割れとは区別する。対策は表層を対象とする切削オーバーレイ、オーバーレイ、表面処理など。
  2. わだち掘れのうち摩耗によるものは、積雪寒冷地のタイヤチェーンなどによる表層の摩耗が原因。流動によるわだち掘れ(高温時の塑性変形)と区別する。対策は薄層オーバーレイ、わだち部オーバーレイ、切削オーバーレイなど。
  3. ポーラスアスファルト舗装の空隙づまりは、土砂・粉じん・タイヤ摩耗粉などが空隙に詰まることが原因で、高圧水で洗浄して吸引する機能回復工法(排水機能回復車)で排水・透水の機能を回復させる。
  4. ④〜⑥は異なる工法にするので、切削オーバーレイを2か所に書かない。
引っかけ:①に「路盤・路床の支持力不足」を書くと、全層に及ぶ亀甲状ひび割れの原因になってしまう。②に「混合物の流動」を書くと流動わだちの原因。④〜⑥の工法の重複と、打換え工法(表層打換えを含む)を書かないことに注意。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問5 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する