令和7年度 問5 (2)論点:維持修繕重要度 A未着手

損傷の推定原因と補修工法(排水性舗装・線状ひび割れ)

これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和7年度(2025年6月22日(日)実施) 問5 (2)の問題です。論点は「維持修繕」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。

供用中のアスファルト舗装において、次のような損傷(損傷A、損傷B)が観察された。それぞれの損傷について、①推定される発生原因、②対応する補修工法をそれぞれ1つずつ解答欄へ簡潔に記述しなさい。なお、路盤以下の層は健全とする。

[観察された損傷]

損傷A:排水性舗装において、車輪通過部に局部的に発生した亀甲状のひび割れで、ひび割れからはシルトや細粒分の噴出が見られた。

損傷B:アスファルト混合物層の下面から上方に進行した線状ひび割れが、区間のほぼ全線にわたって車輪走行部に縦断方向に発生していた。ただし、シルト・細粒分の噴出や目立ったわだち掘れは発生していない。

解答欄

0 / 30 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

損傷A ①発生原因 模範解答

排水機能層の下の基層上面に水が滞留し、基層がはく離した。

28 字
別解

浸透水と交通荷重の繰返しで、基層混合物がはく離した。

基層の不透水処理や排水処理が不十分で、はく離が生じた。

損傷A ②補修工法 模範解答

損傷した表層と基層を局部的に打ち換える(部分打換え)。

27 字
別解

表層と基層を切削して打ち換え、基層にはく離防止対策を講じる。

損傷部を切削し、はく離した基層まで除去して打ち換える。

損傷B ①発生原因 模範解答

交通荷重の繰返しにより、混合物層に疲労ひび割れが生じた。

28 字
別解

アスファルト混合物層の厚さが不足し、疲労破壊が生じた。

混合物層下面の引張ひずみの繰返しによる疲労破壊である。

損傷B ②補修工法 模範解答

アスファルト混合物層を打ち換え、必要な等値換算厚を確保する。

30 字
別解

オーバーレイ工法で不足する等値換算厚を補う。

切削オーバーレイで混合物層を厚くし、構造を強化する。

要点(書けていたものにチェック)損傷A ①発生原因損傷A ②補修工法損傷B ①発生原因損傷B ②補修工法
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 舗装設計施工指針(平成18年版)・アスファルト舗装の詳細調査・修繕設計便覧(令和5年3月):排水性舗装で車輪通過部に局部的な亀甲状ひび割れが生じ、細粒分の噴出を伴う場合は、排水機能層の下の基層(中間層)上面に水が滞留し、交通荷重の繰返しで基層混合物のはく離が進んだことが考えられる。路盤以下が健全なので、はく離した基層まで含めて表層・基層を部分的に打ち換える。
  2. 混合物層の下面から上方に進む線状の縦ひび割れが車輪走行部の全線に生じ、噴出やわだち掘れが無い場合は、交通荷重の繰返しによるアスファルト混合物層の疲労ひび割れ(ボトムアップクラック)である。路盤以下は健全なので、混合物層の打換えやオーバーレイで必要な等値換算厚(構造)を確保する。
引っかけ:損傷Aは「シルト・細粒分の噴出」から路盤の損傷と考えやすいが、路盤以下は健全という条件なので基層のはく離とする。損傷Bは表面から始まるトップダウンひび割れや、温度応力による横ひび割れと混同しない。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和7年度(2025年6月22日(日)実施) 問5 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する