混合物の剥離防止対策が必要なケースと試験
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問3 (1)の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト混合物の配合設計において、剥離防止対策が必要となるケースを、例を参考にそれ以外のケースを2つ簡潔に記述しなさい。また、剥離抵抗性を評価する試験の名称を2つ記述しなさい。
(例) 著しい剥離が生じている箇所を修繕する場合
解答欄
正解
①剥離防止対策が必要となるケース i 模範解答
はく離しやすい骨材や吸水率の大きい骨材を使う場合
24 字別解
水が浸入しやすい橋面舗装や排水性舗装の下の層に使う場合
積雪寒冷地域など水や凍結融解の影響を受けやすい場合
過去にはく離による損傷が多く発生した地域で使う場合
①剥離防止対策が必要となるケース ii 模範解答
水や凍結融解の影響を受けやすい橋面や積雪寒冷地域で使う場合
29 字別解
排水性舗装の基層など、層内に水が滞留しやすい箇所に使う場合
トンネル内の湧水箇所など、常に水の影響を受ける箇所に使う場合
過去にはく離による損傷が多く発生した地域で使う場合
②試験の名称 i 模範解答
水浸マーシャル安定度試験
12 字別解
水浸ホイールトラッキング試験
修正ロットマン試験
アスファルト被膜のはく離試験
②試験の名称 ii 模範解答
水浸ホイールトラッキング試験
14 字別解
修正ロットマン試験
水浸マーシャル安定度試験
要点(書けていたものにチェック)①剥離防止対策が必要となるケース i①剥離防止対策が必要となるケース ii②試験の名称 i②試験の名称 ii
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装設計施工指針・舗装施工便覧(平成18年版)の配合設計では、はく離しやすい骨材(石英質の骨材など)や吸水率の大きい骨材を使う場合、橋面や排水性舗装の下層など水の影響を受けやすい箇所に使う場合、積雪寒冷地域、はく離の損傷が多い地域では、はく離防止対策(消石灰やセメントをフィラーの一部に置き換える、はく離防止剤を添加する)を行う。
- はく離抵抗性の評価には、水浸マーシャル安定度試験(60℃の水に48時間浸けた後の安定度と標準の安定度の比=残留安定度、75%以上を目安)、水浸ホイールトラッキング試験(水浸状態で走行させた後のはく離率)、修正ロットマン試験(凍結融解を含む水浸養生後の圧裂引張強度比)が舗装調査・試験法便覧に示されている。
引っかけ:①は「はく離の修繕箇所」(例)と同じ内容を書かない。②に「マーシャル安定度試験」とだけ書くと水浸の条件が抜けて、配合設計の試験になってしまう。
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論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問3 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する