耐流動対策の骨材粒度と設計アスファルト量
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和8年度(2026年6月28日(日)実施) 問3 (4)の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
一般地域で用いる密粒度アスファルト混合物(20)の配合において、目標の動的安定度が得られなかった場合に骨材合成粒度を設定するうえでの対策を解答欄に簡潔に記述しなさい。
また、上記の混合物においてマーシャル安定度試験を行い、各基準を満たすアスファルト量として図-1の結果を得た。この結果から、耐流動性の向上対策として設定する設計アスファルト量の範囲を解答欄に小数点第1位まで記入しなさい。

解答欄
正解
①骨材合成粒度を設定するうえでの対策 模範解答
2.36mm通過量を下限寄りに設定する。
20 字別解
粗骨材を多く、細骨材を少なくする。
2.36mm通過量を中央値以下とする。
粗骨材の多い粒度に設定する。
②耐流動性の向上対策として設定する設計アスファルト量の範囲(下限、%) 模範解答
4.6
3 字②耐流動性の向上対策として設定する設計アスファルト量の範囲(上限、%) 模範解答
5.2
3 字要点(書けていたものにチェック)①骨材合成粒度を設定するうえでの対策②耐流動性の向上対策として設定する設計アスファルト量の範囲(下限、%)②耐流動性の向上対策として設定する設計アスファルト量の範囲(上限、%)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧(平成18年版)のマーシャル配合設計:耐流動性が求められる場合、骨材の合成粒度は2.36mmふるい通過量を粒度範囲の中央値以下(下限寄り)にして粗骨材の骨格を強くする。
- 図-1から各基準を満たす範囲を読む:空隙率4.3〜5.8、飽和度4.6〜6.0、安定度4.0〜6.0、フロー値4.4〜6.0。すべてを満たす共通範囲は、下限が飽和度の4.6、上限が空隙率の5.8で、4.6〜5.8%。
- 通常は共通範囲の中央値 (4.6+5.8)/2=5.2% を設計アスファルト量とするが、大型車交通量が多く流動によるわだち掘れのおそれがある場合は、共通範囲の中央値から下限値の範囲で設定する。よって 4.6〜5.2%。
引っかけ:共通範囲の下限をフロー値の4.4や空隙率の4.3と読むと誤り(飽和度の4.6が最も大きい)。耐流動対策ではアスファルト量を中央値より少なめにする(多くすると流動しやすい)。図の目盛は0.1%ごとの点線で読む。
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論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和8年度(2026年6月28日(日)実施) 問3 (4)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する