軟弱地盤対策工法の特徴
これは2級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「土質調査・軟弱地盤対策」(重要度B・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
軟弱地盤対策工法に関する次の工法から2つ選び,工法名とその工法の特徴についてそれぞれ解答欄に記述しなさい。
・サンドマット工法
・緩速載荷工法
・地下水位低下工法
・表層混合処理工法
・掘削置換工法
解答欄
正解
サンドマット工法:軟弱地盤の上に透水性のよい砂を厚さ0.5~1.2m程度に敷き,圧密で絞り出される間隙水を排水する上部排水層とし,施工機械の走行性も確保する。
79 字緩速載荷工法:盛土の立上り速度を抑え,地盤の圧密による強度の増加を確かめながらゆっくり盛り立てて,すべり破壊や側方への変形を防ぐ。
地下水位低下工法:ウェルポイントやディープウェルで地下水位を下げ,地盤の有効応力を増やして圧密沈下を促進させ,地盤の強度を高める。
表層混合処理工法:軟弱な表層土にセメント系や石灰系の固化材を混ぜて固め,地盤の支持力と施工機械のトラフィカビリティを高める。
掘削置換工法:軟弱層の一部または全部を掘削して取り除き,良質な材料に置き換えて,せん断抵抗を増やし,沈下量を減らす。
緩速載荷工法:盛土を一度に高く盛らず,時間をかけて段階的に盛り立て,圧密による地盤の強度増加を待ちながら載荷して,すべり破壊を防止する。
68 字掘削置換工法:軟弱層が比較的浅い場合に,軟弱土を掘削して砂や良質土で置き換え,地盤の支持力を高めて沈下やすべり破壊を防ぐ。
表層混合処理工法:地表付近の軟弱土に石灰やセメントを混合かくはんして改良し,盛土の安定と施工機械の走行性を確保する。
地下水位低下工法:地盤中の地下水位を下げて浮力を減らし,土の有効応力を増加させることで圧密を早め,地盤の強度を増加させる。
サンドマット工法:盛土の底面に砂の層を設け,バーチカルドレーンなどから上がってくる圧密排水を盛土の外へ排出する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 道路土工 軟弱地盤対策工指針の工法の考え方に沿って書く。サンドマット工法は表層処理工法(上部排水層・トラフィカビリティの確保),緩速載荷工法は盛土の載荷速度を抑える工法(強度増加を待ってすべり破壊を防ぐ),地下水位低下工法は有効応力を増やして圧密を促進する工法,表層混合処理工法は表層処理工法(固化材で支持力・トラフィカビリティを向上),掘削置換工法は置換工法(良質材への置換えでせん断抵抗を付与し沈下を低減)。
- 5つの工法から2つを選び,工法名と「どうする工法か(方法)+何に効くか(効果)」を1つの文で書く。同じ工法を2回書かない。
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平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する